アジア勢のW杯初戦がキツすぎる…… 優勝候補だらけのカードで全敗も「勇気を持ってプレイしないと」

オーストラリアは4年前も対戦したフランスが初戦の相手 photo/Getty Images

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オーストラリア代表MFは勇気が大事と語る

短期決戦のワールドカップはとにかく初戦が大事と言われる。初戦では最低でも勝ち点1が欲しいところだが、アジア勢は初戦で結果を出せるだろうか。

今年のカタール大会はアジア勢にとってかなり厳しいスケジュールだ。グループBのイランは初戦でイングランド、グループCのサウジアラビアはアルゼンチン、グループDのオーストラリアは前回王者フランス、韓国はウルグアイ、そして日本はドイツと対戦することになっており、この初戦はかなり厳しい。

特にイングランド、アルゼンチン、フランス、ドイツには優勝を狙う力があり、アジア勢がこの4試合で勝ち点を得るのは至難の業と言える。ここで圧倒されて意気消沈してしまう可能性も考えられる。
開催国のカタールは開幕戦でエクアドルと対戦する予定となっており、アジア勢の中では最もマシな初戦カードと言えるか。

日本、オーストラリア、イラン、サウジアラビアは優勝候補に喰らいつけるだろうか。重要なのは、守りを意識しすぎないことだ。自陣に引きこもるだけでなく、勇気を持って攻撃に出るべきだろう。米『ESPN』によると、オーストラリア代表のMFクレイグ・グッドウィンは初戦のフランス戦に攻撃的な姿勢で臨みたいと意気込む。

「1試合1試合戦うしかない。決まり文句ではあるけど、それが先へ進む唯一の方法だ。まずは初戦のフランス戦に集中しないといけない。どうやって彼らを撃破するのか、彼らの強みを封じるのか、それを考えないとね。これまでやってきた自信を持ってすべてのゲームに臨まないとね。怖がっても意味がない。格下という状況には慣れているけど、同時に勇気を持ってプレイしないといけないんだ。だから僕たちは自信を持ってフランス戦に臨むよ」

これはドイツと相対する日本も同じだ。勝ち点を得るには強気な姿勢が必要だろう。アジア勢にとっては厳しい初戦カードばかりだが、アジア勢の成長ぶりを見せるチャンスでもある。ジャイアントキリングを見せてほしいところで、この初戦カードは要注目だ。

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