冨安、板倉ら守備力は“日本史上最強” 世界が認めるアジアの壁はドイツ、スペインをも止められる

森保ジャパンの生命線は最終ラインにあり photo/Getty Images

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攻略には苦労する組織化された守備と称賛の声

先日のカナダ代表との親善試合はセットプレイの対応にも苦しんで1-2と敗れてしまったが、今の日本代表の強みは守備にある。カナダ戦は最終調整の意味合いが強く、ワールドカップ初戦のドイツ戦では最終ラインの顔ぶれも変わるだろう。ベストメンバーを揃えた現日本の最終ラインならば、ドイツとスペイン相手にも粘り強く戦えるのではないか。

『FOX SPORT』も日本の守備を非常に高く評価する。

「日本は格下の立場を楽しみ、期待を上回ってくる傾向にある。4年前はコロンビア、ポーランド、セネガルと同居したグループを生き残り、ベスト16ではベルギー相手に全力を尽くした。彼らが欧州の強豪を驚かせたとしても、ショックを受けないでほしい。強みは守備だ。冨安、主将の吉田がいる最終ラインは規律があり、組織化された彼らの守備を崩すのは非常に困難だ。得点を奪われないチームはドイツやスペインのようなチームにさえ負けることはない」 
4年前は吉田麻也、昌子源がセンターバックを組み、サイドバックは酒井宏樹と長友佑都が担当していた。その前のボランチに長谷部誠、柴崎岳が並ぶ形だったが、ここは4年前から大きく変化する。

冨安健洋はアーセナルの主力となり、ブンデスリーガで活躍する板倉滉、中盤の遠藤航、伊藤洋輝もハイレベルのパフォーマンスが期待できる。酒井、吉田、長友も健在だが、4年前より選択肢が増えたのは間違いない。冨安をサイドバックに回したり、板倉を中盤で起用したりと、このあたりは柔軟に切り替えられる。

守備に関しては歴代最強と言ってもいいはずで、ドイツやスペイン相手にも守備が大崩壊するシナリオは考えづらい。0-0の時間を長く保てればチャンスも出てくるはずで、今大会のカギは守備陣が握っている。

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