「メキシコ戦の敗北からそれを学んだ」 つけ入る隙もない?日本と初戦でぶつかるドイツに慢心なし

日本代表はこのマヌエル・ノイアーからゴールを奪わなければならない photo/Getty images

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全力で襲い掛かってくる

ワールドカップ・カタール大会に出場する日本代表はグループステージでドイツ、コスタリカ、スペインの3カ国と戦う。

初戦は欧州予選を突破してきたドイツで、2014年のブラジル大会でW杯を制した経験を持つ。欧州選手権でも結果を残しており、日本代表が先日、対戦したブラジル代表と並ぶ強豪国だ。

日本代表が決勝トーナメントへ進むには、そんなドイツ代表から勝ち点を奪う必要がある。最低でも勝ち点1が欲しい。
日本代表にとってポジティブな要素があるとすれば、ロシア大会でのドイツ代表の成績だ。初戦でメキシコに敗れ、2戦目のスウェーデン戦では勝利を収めたが、3試合目の韓国戦では2-0と完敗を喫した。グループ最下位でW杯から姿を消している。

こういった不安要素は次大会でも起こりうることだが、そんな過去の失敗がドイツ代表を強くさせてしまったかもしれない。

「個々の試合ではオフェンスが勝負を決めることがある。しかし大会全体ではディフェンスがカギだ。だからこそ守備的に考え、ほとんど失点せず守ることが大事になる」

「日本との開幕戦は非常に重要だ。2018年のメキシコ戦の敗北からそれを学んだ」

独『Kicker』ではドイツ代表の守護神マヌエル・ノイアーが本大会に向けての意気込みを語っている。W杯に気持ちが向いており、日本だからといって油断して初戦に臨んでくれることはなさそうだ。

また守備でも集中力を切らさないと語っている。日本が勝てるとすれば相手が前掛かりになったところをカウンターでひっくり返す、もしくはセットプレイでのゴールだが、カウンターへの警戒も十分だろう。先日の親善試合オマーン戦では何度かカウンターから攻め込まれており、改善すべき点として挙がっているはずだ。

揃っているタレントは強力で、慢心もないドイツ代表。非常に手強いチームとなっており、日本代表はそんなドイツに対抗することはできるのだろうか。

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