グリーリッシュはナイスガイ イラン戦でのゴールパフォーマンスに“秘められた思い”

イラン戦でゴールを決めたジャック・グリーリッシュ photo/Getty images

続きを見る

W杯はサッカーで世界中の人をつなげていく

ワールドカップ・カタール大会を戦っているイングランド代表。直近のUEFAネーションズリーグでは思うような成績を残せていなかったが、初戦イラン戦では6-2の快勝となった。

そんなイラン戦である選手が得点を決めた後に見せたゴールパフォーマンスが話題となっている。

終盤ジャック・グリーリッシュが決めた6点目のシーンだ。カラム・ウィルソンが右サイドで素晴らしい抜け出しを見せると、フィル・フォーデンがファーサイドまでスプリントし、相手を引き付けて最後はグリーリッシュが押し込んでいる。その後のゴールパフォーマンスは元リヴァプールのダニエル・スターリッジを彷彿とさせるような腕を小刻みに動かすダンスを披露した。
英『Manchester Evening News』によると、このゴールパフォーマンスはマンチェスター・シティのサポーターであるフィンレイ君との約束だったようだ。

11歳のフィンレイ君は脳性麻痺を患っており、グリーリッシュ自身の妹も同様の病に悩まされている。それを知ったフィンレイ君はグリーリッシュに手紙を送り、その後シティのトレーニング施設で直接交流。その際に「次ゴールを決めたら特別なお祝いのダンスを踊る」と約束し、イラン戦でさっそく実現した。試合後グリーリッシュはSNSに「フィンレイのために」とゴールパフォーマンスの約束を交わした映像と共に投稿しており、すでに1万件以上のコメントが寄せられている。

この出来事のおかげで、より世界では脳性麻痺の認知度が高まっただろう。グリーリッシュはそういったところにも気を遣えるナイスガイであり、ファンから愛される理由でもある。

イングランド代表は初戦で大きな勝ち点3を獲得しており、26日に2戦目、30日に3戦目を戦うことになっている。アメリカ、ウェールズ共に強敵だが、グリーリッシュのゴールに期待だ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ