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[W杯マッチ06]“赤の堅守対決”は決め手を欠く展開に デンマークとチュニジアの勝ち点「1」には大きな意味の違いが|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!

[W杯マッチ06]“赤の堅守対決”は決め手を欠く展開に デンマークとチュニジアの勝ち点「1」には大きな意味の違いが

前半から拮抗した状態が続いた photo/Getty Images

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なかなか決定機を作れない前半

MATCH 06 グループD 第1節 
2022年11月22日16:00キックオフ(会場:エデュケーション・シティ・スタジアム)
デンマーク 0-0 チュニジア

グループD・第1節で、堅守が売りのデンマーク代表とチュニジア代表が激突した。

ともに2大会連続6度目の出場。各ポジションに曲者を揃えるFIFAランク10位のデンマークは、同グループ内の前大会覇者フランス代表に遅れを取らないためにも、是が非でも勝利したい一戦である。キーマンはやはり、EURO2020での事故から完全復活を遂げたチームの絶対的司令塔エリクセンか。一方、同30位のチュニジアは同国史上初のグループリーグ突破へ向けて、最低でも勝ち点「1」は積み上げたいところだ。
両チームともに「赤」がチームカラーということもあり、スタンドが赤く染まったこの試合。序盤は細かいパスを繋いでリズムを作ろうとするデンマークと、ロングボールや手数の少ないショートカウンターでなるべくリスクをかけずに攻撃を仕掛けるチュニジアが一進一退の攻防を繰り広げるが、なかなか決定機を作ることができない。23分にチュニジアが一発のロングボールで相手の背後を奪い、ネットを揺らすシーンがあったが、これはオフサイドによって認められなかった。

時計が進むにつれて、デンマークが前評判通り徐々にペースを握る。中盤でテンポの良いパスワークを見せながら前線の選手へ一気にボールを当てて、良い形で相手陣内へ攻め込むシーンも多々あった。ただ、エリクセンやホイビュルクといった中盤の選手たちが低い位置に降りてボールを受けるシーンも目立ち、なかなか厚みのある攻撃ができない。その結果、ロングシュートやミドルシュートを放つのがやっとで、前半のシュート数はわずか2本だった。

一方のチュニジアもカウンターを狙うが、ケアーを中心としたデンマーク守備陣の牙城を崩すには至らず。43分にジェバリがGKとの1対1を迎えた前半最大の決定機も、シュマイケルの好セーブに阻まれている。デンマークよりもはるかに多い7本ものシュートを放ったが、苦し紛れのシュートも多く、オンターゲットはわずかに1本だった。

EURO2020の悲劇から復活を果たしたエリクセン photo/Getty Images

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セットプレイの重要性

後半に入ってもパスを回しながらじっくり機をうかがうデンマークと、カウンターやロングボールから一発を狙うチュニジアの構図は変わらない。そしてこう着状態が続くと、デンマークは状況を打破すべく3枚替えを敢行。すると、直後にエリクセンの強烈なミドルシュート、そのシュートから得たCKから立て続けにチャンスを迎えたが、GKダーメンの好セーブに阻まれたり、ポストに嫌われたりで、ネットを揺らせない。

後半半ば以降は両チームともに疲れが見え始めたのか、ミスなども目立ち、ややオープンな展開に。ただ、自力で勝るデンマークがチュニジアを押し込むみ、均衡を破りにかかるが、最後まで決め手を欠く。試合はそのまま終了し、デンマークとチュニジアの一戦は今大会初のスコアレスドロー決着となった。

デンマークはコーナーキックが11本、チュニジアも同9本。さらに、お互いに良い位置からのフリーキックも何本かあった。拮抗した試合ではセットプレイが鍵になることも多い。キックに定評のあるエリクセンだが、この試合ではあまり変化をつけたキックはなく、セットプレイの重要性にも気付かされる試合となったかもしれない。勝ち点「1」に終わってしまったデンマークと、勝ち点「1」をもぎ取ったチュニジア。グループリーグ突破へ向けて、この「1」の意味には大きな違いがありそうだ。

デンマークはゴールまであと一歩のところまで迫ったが、惜しくもポストに嫌われた photo/Getty Images

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[スコア]
デンマーク 0-0 チュニジア

[得点者]
なし

[ポゼッション]
デンマーク 50% チュニジア 36% 中立14%

[シュート数]
デンマーク10本 チュニジア12本 

[枠内シュート]
デンマーク5本  チュニジア1本

[イエローカード]
デンマーク 2枚
ラスムス・クリステンセン
マティアス・イェンセン

チュニジア 1枚
タハ・ヘニシ

[ラインナップ]
デンマーク
フォーメーション:[3-5-2]

監督:カスパー・ヒュルマンド

GK
カスパー・シュマイケル(ニース/フランス)

DF
ヨアキム・アンデルセン(クリスタル・パレス/イングランド)
シモン・ケアー(ミラン/イタリア)
アンドレアス・クリステンセン(バルセロナ/スペイン)

MF
ヨアキム・メーレ(アタランタ/イタリア)
トーマス・デラネイ(セビージャ/スペイン)
クリスティアン・エリクセン(マンチェスター・U/イングランド)
ラスムス・クリステンセン(リーズ/イングランド)
ピエール・エミール・ホイビュルク(トッテナム/イングランド)

FW
アンドレアス・スコフ・オルセン(クラブ・ブルッヘ/ベルギー)
カスパー・ドルベリ(セビージャ/スペイン)

交代出場
45分+1 トーマス・デラネイ→ミッケル・ダムズゴー(ブレントフォード/イングランド)
65分 カスパー・ドルベリ→アンドレアス・コーネリウス(コペンハーゲン)
65分 シモン・ケアー→マティアス・イェンセン(ブレントフォード/イングランド)
65分 アンドレアス・スコフ・オルセン→イェスパー・リンドストロム(フランクフルト/ドイツ)

チュニジア
フォーメーション:[3-4-3]

監督:ジャレル・カドリ

GK
アイマン・ダーメン(スファクシアン)

DF
モンタサル・タルビ(ロリアン/フランス)
ヤシヌ・メリアフ(エスペランス)
ディラン・ブロン(サレルニターナ/イタリア)

MF
アイサ・ライドゥニ(フェレンツヴァーロシュ/ハンガリー)
エリス・スキリ(ケルン/ドイツ)
モハメド・ドレーガー(ルツェルン/スイス)
アリ・アブディ(カーン/フランス)

FW
ユセフ・ムサクニ(アル・アラビ/カタール)
アニス・ベン・スリマン(ブレンビー/デンマーク)
イッサム・ジェバリ(オーデンセBK/デンマーク)

交代出場
67分 アニス・ベン・スリマン→ナイム・スリティ(アル・イテファク/サウジアラビア)
80分 ユセフ・ムサクニ→ハンニバル・メイブリ(バーミンガム/イングランド)
80分 イッサム・ジェバリ→タハ・ヘニシ(クウェートSC /クウェート)
88分 モハメド・ドレーガー→ワジディ・ケシリダ(アトロスミス/ギリシャ)
88分 アイサ・ライドゥニ→フェルジャニ・サッシ(アル・ドゥハイル/カタール)

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