「国を代表してW杯を戦うなんて考えたこともなかった」 日本も強さ痛感したダークホース候補カナダが初陣へ

日本代表も親善試合ではカナダに苦しんだ photo/Getty Images

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黄金世代のベルギーを崩せるか

その強さは直前の親善試合で1-2とやられてしまった日本代表もよく理解している。36年ぶりのワールドカップ出場を果たしたカナダ代表が23日に初陣を迎える。

日本は17日にカナダ代表と親善試合を戦ったが、カナダは一部主力を欠きながらも強かった。特にセットプレイの対応は日本もかなり苦戦していたが、カナダの選手は全体的にパワフルな印象だ。あの強さは本大会でも武器になる。

チームの得点源の1つであるリール所属FWジョナサン・デイビッドもワールドカップにワクワクしているようで、カナダ代表としてワールドカップを戦う姿は想像できなかったと語る。
「ただプレイしたい。楽しみたいんだ。いつか自分の国を代表してW杯を戦うなんて考えたこともなかった。ただの夢だったんだけどね。カナダは36年間W杯に出ていなかったけど、相手が僕たちを過小評価することはないと思う。それをするのは誤りだよ。僕たちのチームは非常にタフだし、相手をするのは非常にハードだと思う。グループを突破できると信じている」(英『The Guardian』より)。

前線のキーマンはデイビッドとサイル・ラリンだ。ラリンはカナダ代表歴代最多となる25ゴール、デイビッドは2位となる22ゴールを奪っており、カナダ歴代最強ストライカーコンビで間違いない。この2人なら世界をも驚かせられるだろう。

カナダの初戦はベルギー代表が相手だ。相手はワールドカップを複数回経験している黄金世代と呼ばれるベテランが揃っており、36年ぶりのワールドカップを戦うフレッシュなカナダとは対照的なチーム構成と言える。

ダークホース候補の1つと目されるカナダがいきなりベルギーを粉砕しても不思議はないが、カナダは旋風を巻き起こすか。

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