W杯後争奪戦に? 多くのメガクラブがポルトガル代表FWを欲しがる理由

ポルトガル代表としてワールドカップ・カタール大会に出場するラファエル・レオン photo/Getty images

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1億5000万ユーロのリリース条項があるようだ

FIFAワールドカップ・カタール大会でグループHに入ったポルトガル代表は今大会で好成績を残すことを期待されている。

ポルトガル代表の強みはタレントの豊富さであり、とくにアタッカーの選手層は厚い。クリスティアーノ・ロナウド、ジョアン・フェリックス、ブルーノ・フェルナンデスが先発したとしてもベンチからラファエル・レオンやゴンサロ・ラモスが出てくる。ガーナ戦では途中出場のレオンがゴールを決めており、勝利に貢献している。

普段はセリエAのミランでプレイするレオンには多くのメガクラブが関心を寄せている。
ポルトガルの名門スポルティングCP出身のレオンは2018年にリーグ・アンのリールへ移籍。その後現所属のミランにステップアップを果たす。当初センターフォワードとして獲得されたが、ミランでは左ウイングとして順調に成長している。昨季はリーグ戦で11ゴール8アシストを記録しており、今季はすでに6ゴール4アシストの大活躍だ。昨季の数字を更新する勢いであり、どこまで数字を伸ばすのか。

そんなレオンはクラブとの契約が2024年末で切れる。ミランは契約延長を急いでいるが、交渉に進展はなく、今冬もしくは来夏での移籍の可能性が高くなっている。

米『ESPN』はレオンがゴールを決めたガーナ戦でのパフォーマンスを称賛しており、メガクラブがポルトガル代表FWを欲しがる理由が詰まっていたと主張する。

まずは投入直後の得点シーンだ。中盤でボールカットに成功すると、ブルーノ・フェルナンデスが長い距離を持ち運び、最後はレオンが正確なワンタッチシュートでゴールネットを揺らしている。見るべきはレオンの加速力であり、対峙するDFはそのスピードに追い付けずレオンは左サイドでフリーな状態からシュートを打つことに成功している。

レオンはFWに必要なスピード、強さ、上手さを兼ね備えている。守備での献身性も持っており、しかも23歳と若い。188cmとサイズもあってターゲットになれるウイングであり、ビッグクラブが欲しがるのも納得できる。W杯後争奪戦となりそうなレオン。パリ・サンジェルマンやレアル・マドリード、マンチェスター・シティが興味を持っており、どのクラブが1億5000万ユーロのリリース条項を発動するのだろうか。

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