フォーデンの出番はなぜ少ないのか 「大きな間違いだった」と元イングランド代表からもこぞって不満の声

フォーデンの起用はイラン戦の交代出場のみに留まる photo/Getty Images

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フォーデンの適切な起用法とは

FIFAワールドカップカタール大会・グループB 第2戦のイングランド代表vsアメリカ代表の采配に関して、元イングランド代表の選手らから疑問の声が挙がっている。
 
 イングランド代表は第1戦のイラン戦を6-2と大勝。攻撃陣の好調が結果に出る形となった。英国民もアメリカ戦での好調なパフォーマンスに期待を募らせていたことだろう。しかし蓋を開けてみれば試合はアメリカ優勢で、シュート数がイングランド8本、アメリカ10本とスタッツ面でも劣っていた。
 
 ガレス・サウスゲイト監督は試合後のインタビューで「選手たちは少し落ち込んでいるが、僕は違う。試合をコントロール出来ていたと思うし、ボールを持った2人のCBは素晴らしかった。ファイナルサードではスピード感が足りなかった」と語った。
 
 しかし、サウスゲイト監督とは対照的に、元イングランド代表DFマイカ・リチャーズ氏は、フィル・フォーデンを最後まで起用しなかったのは大きな間違いだったと指摘している。英メディアの「BBC」が報じた。
 
 
「このスカッドの中で、創造性の高い選手と言われて、最初に思い浮かぶ選手は誰だろう?それはフォーデンだ。でも、ローテーションがうまくいかず、最高の才能を持つ選手がベンチにいた。理解できないことだ」と語った。
 
プレミアリーグでは7ゴール3アシストと素晴らしい活躍を見せているフォーデンだが、イラン戦では20分間だけ交代で出場している。
 
「彼が小さなスペースやポケットに入り、何もないところから何かを生み出すのを何度見たことか。彼がピッチに現れなかったことは、大きな間違いだった」とリチャーズ氏は付け加えた。
 
また元イングランド代表GKロブ・グリーン氏も「サウスゲイト監督はフォーデンをワイド以外のポジションで起用することは考えていないようだ」と語った。
 
グループステージもあと1試合と、残されたチャンスは少ない。サウスゲイト監督の起用法に変化はあるのだろうか。第3戦、ウェールズとの英国対決を迎える。起用法も踏まえたサウスゲイト監督の戦い方に注目が集まる。

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