「OK。ブラジルと戦おう」とスペイン代表監督 日本のGL最終戦は損得勘定抜きで勝ちに来る無敵艦隊

コスタリカ戦、ドイツ戦で完成度の高さを見せつけたスペイン photo/Getty Images

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スペインは初戦の相手コスタリカを7-0で下している

FIFAワールドカップ・カタール大会を戦うスペイン代表は2日に日本と対戦。ここで勝利し、グループステージ首位通過となれば準々決勝でブラジルと当たる可能性も高いが、ルイス・エンリケ監督はそれでも構わないようだ。
 
日本が初戦のドイツに勝利したことで、大荒れとなっているグループE。第2節終了時点でグループ首位は勝ち点4のスペインとなっており、勝ち点3の日本とコスタリカ、勝ち点1のドイツがその後ろにつけている。
 
スペインが日本戦で勝利をあげれば、彼らは文句無しでグループE首位通過を決めることができる。グループEの1位は、決勝トーナメント1回戦でグループF2位との対戦が待ち受けており、さらに勝ち上がれば、準々決勝でグループGの1位、もしくはグループHの2位と対戦することになる。
 
現在、グループFの2位はモロッコとなっている。スペイン対モロッコとなれば、スペインの勝利を予想する人が大半だろう。しかし、グループGの1位はブラジル、グループHの2位がガーナとなっており、準々決勝でスペイン対ブラジルの優勝候補対決が実現する可能性も大いにある。
 
巷では、ブラジルとの対戦を避けるためにスペインがわざとグループE2位通過を狙うのではないかという噂もあがっていた。しかし、英『Daily Mail』によれば、エンリケ監督はそれを否定しており、首位通過を狙うとはっきり公言している。
 
「2位の方が良いと考えて、0-0の引き分けのまま90分を迎えたとする。しかし、フルタイムの5秒後にコスタリカと日本が共に得点すれば、我々はラスト15秒で敗退することになってしまう。あるいはドイツが5-0で勝つかもしれない。想像してみてほしい」
 
「我々は全7試合に勝つため、グループステージを勝ち抜くためにここにいるんだ。準々決勝の相手はブラジルになるかもしれないが、それもOK。ブラジルと戦おう」
 
「エリートレベルでは憶測は禁物だ。ブラジルを避けることは簡単? サッカーはより簡単? それはどういうことだ? ワールドカップで優勝するためには、来る者拒まずで勝たなければならない」
 
日本代表がグループステージ突破を果たすためには、最低でもスペイン戦を引き分け以上で終えることが求められる。どうやらそのスペインは本気で日本戦に臨むようだが、ドイツ戦の奇跡を再現し、2大会連続の決勝トーナメント進出を果たすことはできるのか。

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