中盤で上手さ際立つ“韓国の6番”とは何者か GSでも話題集めた両足使いの司令塔

韓国の中盤をコントロールするファン・インボム photo/Getty Images

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相手のプレスを剥がす技術に注目集まる

前線ではソン・フンミン、チョ・ギュソン、最終ラインではナポリのキム・ミンジェなどが注目を集めてきた韓国代表。だが、興味深い選手は彼らだけではない。

グループステージ初戦より上手いと話題になってきたのが背番号6のMFファン・インボムだ。

ボランチに入るインボムはグループステージ3試合すべてフル出場しており、パウロ・ベント率いる現韓国代表に欠かせない司令塔になっている。1試合平均パス本数はチーム最多となる64.3本を記録しており、インボムを経由して攻撃が展開されるケースが目立つ。
これまでMLSのバンクーバー・ホワイトキャップス、ロシアのルビン・カザン、そして現在所属するギリシャのオリンピアコスと海外でもプレイしてきた同選手だが、5大リーグでプレイしていないこともあってか知名度はあまり高くないかもしれない。それだけに今大会で見せたクオリティに驚いた人もいるだろう。

相手のプレスを剥がす術に長けており、左右両足をかなり高いレベルで使ってくる。ソン・フンミンらウイングの選手が中へ絞り、外を上がったサイドバックにインボムから長いボールを入れるのも攻撃プランの1つで、パウロ・ベントも絶対の信頼を置いているのだろう。

5日にはベスト16で優勝候補のブラジルと対戦するが、おそらくは思うようにボールを繋げない展開となるだろう。その中で相手のプレスを剥がすには、インボムのアイディアとテクニックが必要になってくるはず。中盤から長短のパスで攻撃を彩るインボムのプレイは要注目だ(数字は『WhoScored』より)。

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