グリーズマン、メッシに次ぐチャンスメイカーはフランスの超攻撃的左SB 堅守モロッコ撃破のキーマンとなるか

兄・リュカとは違った良さがあるテオ・エルナンデス photo/Getty Images

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ワールドカップ2連覇まであと2勝のフランス

FIFAワールドカップ・カタール大会もいよいよ大詰め。14日と15日には準決勝の2試合が行われる。大会2連覇を目論むフランスは順当にベスト4まで勝ち上がっており、準々決勝では強敵イングランドを撃破。5ゴールを記録しているFWキリアン・ムバッペを筆頭に、4ゴールのFWオリヴィエ・ジルー、3アシストのFWアントワーヌ・グリーズマンなど攻撃陣の活躍が光っているが、DFテオ・エルナンデスも今大会屈指のチャンスメイカーとして機能しているようだ。
 
グループステージ初戦のオーストラリア戦では、DFリュカ・エルナンデスが左サイドバックとして先発したものの、序盤に負傷してしまい途中交代。弟のテオ・エルナンデスが途中出場を果たし、MFアドリアン・ラビオの先制ゴールをアシストした。
 
そして、リュカ・エルナンデスがそのまま負傷離脱となってしまったため、この試合以降テオ・エルナンデスがスタメンに定着。2戦目のデンマーク戦でもムバッペの先制ゴールをアシストするなど、持ち前の攻撃力を活かしてフランスの勝利に貢献している。
 
データサイト『Opta』によれば、今大会最もチャンスを作り出している選手は17回を記録しているグリーズマンで、2位は16回のFWリオネル・メッシとなっているようだが、3位は11回のテオ・エルナンデスだという。いくら攻撃的な選手とは言え、ディフェンダーでありながらこのランキングの3位に入るというのは驚異的だろう。
 
フランスの準決勝の相手は旋風を巻き起こしているモロッコとなるが、彼らはここまでの計5試合で1失点しか喫していないなど非常に守備が堅い。前がかりになりすぎるとカウンターの餌食となってしまう可能性もあるが、テオ・エルナンデスの攻撃力がフランスに勝利をもたらすことも十分にありえるだろう。

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