ベルギーで38得点に関与もイングランドでは未だ先発なし 三笘と共にやってきた苦労人ストライカーの現在地

ブライトンで出番のないデニス・ウンダフ photo/Getty images

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出場機会を得るために移籍は悪くない選択だ

日本代表の三笘薫が所属するプレミアリーグのブライトン。今季は開幕から好調を維持しており、リーグ戦では14試合を終えて7位にいる。

ブライトンの強みは的確な補強であり、各地から安く優秀な逸材を獲得する。三笘もその一人であり、移籍金は300万ユーロとされている。すでに市場価値は倍の600万ユーロに上っている。

ブライトンのオーナーであるトム・ブルーム氏はベルギーのロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズのオーナーでもあり、ブライトンから三笘のように選手が送られるることが多い。その逆もあってサン・ジロワーズで活躍すればプレミアリーグへステップアップすることができる。
三笘と共に今季からブライトンでプレイするデニス・ウンダフもその一人だ。ドイツ4部からイングランドのトップカテゴリーに上り詰めた苦労人で、昨季ベルギーでは39試合で26ゴール12アシストの大暴れだった。

ブライトンは以前からセンターフォワードがウィークポイントとされており、このウンダフには大きな期待が寄せられていた。しかしプレミアリーグでの出番は限られており、今季未だ先発はない。現状ダニー・ウェルベックがそのポジションで起用されることが多く、ポジション争いに敗れている状態だ。

英『SussexLive』によると、ウンダフはイングランドの実質2部であるチャンピオンシップにローン移籍する可能性があるようだ。バーンリー、QPR、サンダーランド、ノリッジと多くのクラブの名前が挙がっており、冬の移籍市場で何か動きがあるかもしれない。

以前、英『The Athletic』のインタビューで、ウンダフは「ここに残ってポジション争いに臨む」と話していたが、どのような決断を下すのだろうか。ベルギー時代は三笘よりも存在感のあったストライカーだが、イングランドでは立場が逆転してしまった。

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