“7300万ポンド”でマンU移籍のサンチョは過大評価だったのか 4年後のW杯出場も危ないかもしれない

マンUで苦戦気味のサンチョ photo/Getty Images

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マンUで評価が上がってこない

FIFAワールドカップ・カタール大会はベスト8でフランス代表に敗れて終わったが、イングランド代表の評価は極めて高い。1-2で敗れたフランス戦も内容的にはイングランドの方が良かったとの声もあり、前回王者に対してもイングランドのパフォーマンスは印象的だった。

ハリー・ケイン(29)、ブカヨ・サカ(21)、フィル・フォーデン(22)、メイソン・マウント(23)、マーカス・ラッシュフォード(25)、ジャック・グリーリッシュ(27)など2列目から前線にかけてのタレントはそっくりそのまま4年後の代表メンバーにも入ってくる可能性があり、攻撃陣に関しては大幅な世代交代は不要だろう。

気になるタレントがいるとするならば、今大会のメンバーから漏れたマンチェスター・ユナイテッドFWジェイドン・サンチョ(22)だ。世代的にはサカやフォーデンとともに新・黄金世代を代表する選手の1人で、10代の頃より評価は高かった。
ドルトムントでは2019-20シーズンに17ゴール16アシストを記録して大ブレイクすることになり、フォーデンやマウントよりも早く世界的注目を集めた印象だ。昨夏には7300万ポンドでマンUへ移籍しており、本来ならば今回のFIFAワールドカップ・カタール大会でもイングランド代表の主力になっているはずだった。

ところが、サンチョは明らかに伸び悩んでいる。マンUのスタイルに馴染めないのか、それともブンデスリーガでの数字は過大評価だったのか。現代表メンバーが豪華なだけに、今のままでは4年後もサンチョはメンバーに入れないかもしれない。

FIFAワールドカップ期間中はプレミアリーグも中断しており、サンチョもイングランド代表のパフォーマンスを見ていたはず。4年後へのアピールへ向けて中断明けからハイレベルなパフォーマンスを期待したいところだが、サンチョは代表の中心メンバーになっていけるだろうか。今大会のメンバー外という挫折を味わい、そこからどうサンチョが奮起するのか楽しみだ。

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