W杯後は治療に努めていた冨安 アーセナルの後半戦スタートダッシュ成功を後押しできるか

日本代表の一員として奮闘した冨安 photo/Getty Images

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前半戦の好調を維持してリーグタイトル獲得を狙いたいアーセナル

白熱したFIFAワールドカップ・カタール大会はアルゼンチンの優勝で幕を閉じた。ここからは各国でリーグ戦が順次再開されていく。イングランドのプレミアリーグは約1週間後に第17節が控えており、首位アーセナルは16位のウェストハム・ユナイテッドと対戦。ミケル・アルテタ監督は日本代表DF冨安健洋のコンディションについて言及している。
 
大会前からコンディションが万全でなかったため、全試合スタメンというわけではなかったものの、日本のグループステージ突破に大きく貢献した冨安。決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦ではカタール大会初先発を果たしたが、日本は惜しくもPK戦の末に敗れ、ベスト16で大会を後にすることになった。
 
英『Football London』によれば、大会後の冨安は日本代表の活動中に痛めたハムストリングの治療に努めていた模様。アルテタ監督はふくらはぎに問題を抱えていたDFオレクサンドル・ジンチェンコと共に、冨安が復帰間近であることを明らかにしている。
 
「アレックス(ジンチェンコ)は順調に回復しているし、トミはピッチで走っている。 うまくいけば、今週中には(ワールドカップに参加していた)各国の代表選手たちが再び合流することになるだろう」
 
また同メディアによれば、9月から離脱していたMFエミール・スミス・ロウも復帰が近づいているようだが、FWリース・ネルソンやMFアルベール・サンビ・ロコンガなどは状態が懸念されている。そして、冨安と同様にワールドカップに参戦していたブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスは、カメルーン戦で膝を負傷した影響により長期離脱となっている。
 
アーセナルはワールドカップ開催期間前のような状態でウェストハム戦に臨むことはできないが、後半戦のスタートダッシュに成功することはできるのか。無理は禁物だが、再び冨安がプレミアリーグで躍動する姿にも期待したい。

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