ホワイト、冨安の牙城を崩せそうにないアーセナルDFソアレス 1月にフラムへローン移籍の可能性が浮上

アーセナル残留か移籍か、難しい判断が求められる photo/Getty Images

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右SB3番手となっている今季のソアレス

今季はDFベン・ホワイトとDF冨安健洋の2人がメインで務めているアーセナルの右サイドバク。その煽りを受け、出場機会が減少しているDFセドリック・ソアレスにローン移籍の可能性が浮上しているようだ。
 
今夏にローンバックしたDFウィリアム・サリバがセンターバックのポジションで好パフォーマンスを見せていることもあり、昨季CBがメインだったホワイトを右SBで起用するようになったミケル・アルテタ監督。ホワイトは負傷がちな冨安の穴をしっかりと埋めており、それどころか冨安に勝るとも劣らないパフォーマンスを披露している。
 
その結果、昨季公式戦26試合に出場したソアレスにはなかなか出番が訪れなくなってしまった。今季の公式戦出場数は未だ4試合となっており、うち先発出場は1試合のみとなっている。
 
英『Evening Standard』によれば、現在フラム、バイエル・レヴァークーゼン、ビジャレアルといったクラブがソアレスの獲得に興味を持っているようで、その中でもフラムが獲得レースの最前線に立っているという。アーセナルはまだ彼を移籍させるかどうか決めていないが、移籍が実現するとなれば、買取義務付きのローン移籍となる可能性が最も高いようだ。
 
フラムは昨季チャンピオンシップ(英2部相当)を戦っていたものの、リーグ優勝を果たしてプレミアリーグ昇格を成し遂げたクラブだ。昇格組ながら現在リーグ戦9位につけるなど健闘しており、シーズン後半戦でもこの勢いをキープすることが期待される。
 
同メディアによれば、フラムはソアレス以外にもローマのDFリック・カルスドルプなどといった右SBに目をつけているようだが、プレミアリーグでの戦いに慣れているという点ではソアレスに軍配が上がる。
 
今季リーグ優勝も狙えそうなアーセナルとしては、非常事態に備えてソアレスを残しておきたいという考えがあるのかもしれないが、このまま彼をベンチに置き続けるのはもったいない。本人の意志にもよるが、移籍が実現する可能性は十分あるはずだ。

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