“東京ヴェルディ産のメッシ”が横浜FCへ 中盤に厚みを加えるMFがJ1復帰のクラブで魅せられるか

今季はACLを経験した井上 photo/Getty Images

井上潮音が横浜FCへ

横浜FCは20日、ヴィッセル神戸から井上潮音を獲得したことを発表している。攻撃的なサッカーでJ1昇格を手繰り寄せた横浜FCに、楽しみなアタッカーが加わった。

中学生時代からヴェルディ一筋の井上は、2016年に東京ヴェルディユースからトップチームへと昇格した。1年目からJ2リーグ戦で12試合に出場するなど経験を積むと、翌年には第2節からスタメンで出場。当時のアンヘル・ロティーナ監督に「僕たちにとってのメッシ」と評されるなど、高い評価を得る。

徐々に出場時間を高めていき、2019年には33試合3ゴール、2020年には38試合4ゴールを記録してチームの中心となっていく。すると一昨季にヴィッセル神戸へとステップアップを果たし、初のJ1を戦った。しかし昨夏にはクラブが攻撃陣の積極補強を行うなど出場機会は少なく、2年間でリーグ戦29試合の出場にとどまっている。

そんな中で横浜FCへの移籍は井上にとってもチャンスだろう。横浜FCはJ2得点王の小川航基やマルセロ・ヒアン、長谷川竜也といった攻撃陣が揃っており、井上は彼らとともに攻撃の軸となり得る。効果的なパスを供給してチャンスメイクできる井上は、攻撃に厚みを加える。来季は横浜FCでメッシのような活躍を見せられるか。

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