2021年FIFA男子最優秀GKが移籍? チェルシーからの6年契約拒否。今季はケパにポジション奪われる

チェルシーで苦戦中のエドゥアール・メンディ photo/Getty images

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セービングに定評のあるGKだ

指揮官交代後にCLを制するというジンクスがあるチェルシー。20-21シーズンはクラブOBであるフランク・ランパードが解任され、パリ・サンジェルマンを率いていたトーマス・トゥヘルがやってきた。その年のリーグ戦は4位で終わったが、CLでは決勝まで進みマンチェスター・シティを下して栄光を掴んだ。

いつの時代もそうだが、この年のチェルシーは堅守が武器の一つだった。プレミアでは首位のシティに次ぐ2番目に少ない失点数で終えており、CLのラウンド4、レアル・マドリード戦では2戦合計で1失点しかしていない。

その堅守を支えたのが、セネガル代表のGKエドゥアール・メンディである。20-21シーズンの夏の移籍市場でリーグ・アンのレンヌからやってきた守護神で、移籍直後からチームを支えている。
武器は恵まれた身体能力と反射神経を生かしたシュートストップであり、相手にゴールを許さない。

しかし、今季は序盤から低調なパフォーマンスが目立つように。これまではそれほど指摘されていなかったビルドアップでミスが多くなり、リーズ・ユナイテッド戦ではブレンデン・アーロンソンにその弱点を突かれて失点を喫している。

そういったこともあってグレアム・ポッター政権ではケパ・アリサバラガにポジションを奪われてしまった(現在はケパが怪我をしているためメンディが先発)。

英『The Sun』によると、チェルシーはセネガル代表GKとの契約延長を目指しているが、それをメンディが拒否したという。6年の長期契約だったが、お気に召さなかった様子。

同メディアによると、セリエAのミラン、リーグ・アンのモナコとニースがメンディに関心を示しているようだ。チェルシーとメンディの契約は2025年まで残っており、安く放出されることはないだろう。

2021年のFIFA男子最優秀GKに選ばれた過去を持つメンディ。ただ今季はパフォーマンスを落としており、クラブを変えることになるのだろうか。

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