「とても頑張っている。集中しているんだ」 市場価値1億ユーロからの転落キャリア。デル・アリはトルコで再起を目指す

トルコでプレイするデル・アリ photo/Getty images

直近のゲームではブーイングを受けてしまった

近年は10代でトッププレイヤーと評価される選手が増えている。それこそフランス代表としてFIFAワールドカップ・カタール大会で大活躍だったキリアン・ムバッペは10代から注目されていた存在であり、順調に成長している。ただ、誰しもがその道を行くことは難しく、途中で停滞してしまうこともある。

英3部のMKドンズでキャリアをスタートさせ、2015年にイングランドのトップカテゴリーであるプレミアリーグへ移籍したデル・アリもその一人だ。

アリはスパーズ移籍後、即チャンスを掴み、15-16シーズンには10ゴール9アシストを記録している。翌年には18ゴール7アシストと20ゴールの大台に近づいた。アリのキャリアは非常に順調で、イングランド代表としてFIFAワールドカップ・ロシア大会に出場してスウェーデン戦でゴールを決めている。

しかしその後は伸び悩み、2022年にエヴァートンへ移籍。ここでも出番はなく、現在はトルコのベシクタシュに拠点を移している。

そんなアリだが、英『Evening Standard』によると、22日に行われたシャンルウルファスポル戦に先発するも、29分でベンチに下げられてしまったようだ。その際はベシクタシュサポーターから大ブーイングを受けることに。アリがベンチに下がるころにはチームは0-2で劣勢だったが、その後は4ゴールを決めて逆転に成功している。

「彼はとても頑張っている。今は停滞しているが、彼は3年前に1億ユーロに到達した選手だ。彼は今集中しているんだ」

同メディアではベシクタシュのスポーツディレクターであるセイフン・カザンチがアリの現状について語っている。残念ながら結果にはつながっていないが、努力して這い上がろうと頑張っているようだ。幸い、ベシクタシュの指揮官であるシェノル・ギュネシュはアリのようにパフォーマンスを落としてしまった選手を復活させることに長けているといわれている。

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