ハーランドはムバッペとのライバル関係について「正直言って考えていない」　完璧だったC・ロナウド対メッシの物語

2022年12月24日(土) 08時00分配信

ハーランドは他人を気にせず己の道を進んでいくつもりのようだ photo/Getty Images

シティ移籍後も猛威を奮っているハーランド

長きに渡り、どちらが史上最高の選手なのかという議論が繰り広げられているFWクリスティアーノ・ロナウドとFWリオネル・メッシ。マンチェスター・シティの怪物FWアーリング・ハーランドには、ワールドカップ・カタール大会で大活躍を見せたFWキリアン・ムバッペと同様の関係を築いていくことが期待されるが、本人にはその気がないようだ。

今夏にドルトムントからマンチェスター・シティへと活躍の場を移し、すでに公式戦19試合24ゴールという驚異的な成績を残しているハーランド。残念ながら今回のワールドカップに出場することはできなかったが、23日に行われたカラバオカップ4回戦のリヴァプール戦で早速ゴールをあげるなど、後半戦に向けて好調の気配を見せている。

一方のムバッペは今回のワールドカップでフランス代表のエースとしてチームを牽引。惜しくも優勝はならなかったものの、大会を通じて7試合8ゴール2アシストを記録。決勝ではハットトリックを達成する活躍も見せ、大会得点王にも輝いた。

巷では、ハーランドとムバッペの2人が今後のサッカー界を牽引していくのではないかと期待されており、ロナウドとメッシのようなライバル関係を築いていくのではないかとも言われている。しかし、英『talk SPORT』によれば、ハーランドにはそんな気はさらさらないようで、きっぱりとこれを否定。ロナウドとメッシが築いてきたライバル関係の完成度の高さを強調している。

「他人と自分を比較するのは好きじゃないんだ。自分が理想とするプレイヤーであるべきだと思うから、比較したりするのは好きじゃない」

「この10年間、メディアはロナウドとメッシに対してそのようなことを言ってきたと思うし、彼らもまたお互いをプッシュし合ってきたと思う。そして、それはポジティブなことだったと思う。お互いにバルセロナと（レアル・）マドリードの選手として対戦したんだ」

「完璧なライバル関係だった。でもこれ（ムバッペとのライバル関係）については、正直言って考えていないよ」

現状、ハーランドがプレミアリーグ、ムバッペがリーグ・アンで戦っていることもあり、2人を同じものさしで測ることはほぼできない。直接対決を拝める機会もそうそうない。

ただ、もし2人がロナウドとメッシのように同一リーグ、さらにはライバルクラブに在籍するようになれば、否が応でも両者のプレイや成績は比較される。ハーランドはそうなってもムバッペのことを意識しないのかもしれないが、この2人のつばぜり合いが実現すれば、多くのサッカーファンが熱狂しながらこれを見守るはずだ。