鉄人だったMFに続く怪我の問題 世界最高のセントラルMFとも評価されるカンテの完全復活は可能か

最近は怪我による離脱が目立つカンテ photo/Getty Images

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気になる30代に入ってからのキャリア

疲れ知らずの鉄人MFとも思われたが、チェルシーに所属するフランス代表MFエンゴロ・カンテが怪我に悩まされている。

フランス代表はFIFAワールドカップ・カタール大会で準優勝の成績を収めたものの、MFポール・ポグバやFWカリム・ベンゼマ、さらにはカンテも負傷で離脱するなど苦しい部分もあった。特に中盤でポグバ&カンテのコンビが揃って離脱したのは痛かった。

現在はバルセロナがカンテ獲得へ動いているとされるが、スペイン『Tribuna』はリスクが大きいとも指摘している。
本格ブレイクしたレスター・シティでの2015-16シーズンよりカンテはフル稼働しており、チェルシーへ移籍してからも2018-19シーズンは53試合、2020-21シーズンは48試合に出場してきた。そのパフォーマンスは鉄人と呼ぶにふさわしいもので、チェルシー移籍後は攻撃能力も開花。パーフェクトに近いセントラルMFとして完成されてきていた。しかし、その鉄人イメージが崩れつつある。

カタール大会では後輩のオーレリアン・チュアメニがハイパフォーマンスを披露していたが、カンテとポグバがいれば中盤の景色は変わっていただろう。それこそアルゼンチンにも勝って連覇を果たせたかもしれない。

同メディアはカンテがチェルシー移籍後から22の負傷を経験し、95試合を欠場したと取り上げており、怪我のリスクを不安視している。今でもトップレベルの実力者なのは間違いないが、またフル稼働できる時はくるのか。近年は30代後半に入ってもトップコンディションを維持する選手が増えているだけに、カンテには4年後のFIFAワールドカップも目指してほしいところ。怪我でキャリアにブレーキがかかるには惜しすぎる人材だ。

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