4年後は中村敬斗と一緒にW杯へ? クロアチアに出てきた《92分に1ゴール》決める本格派FWへの視線

LASkリンツのエースとなるリュビチッチ photo/Getty Images

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マンジュキッチに代わるエースになってほしい選手

4年前のロシア大会準優勝の快進撃に続き、FIFAワールドカップ・カタール大会でも3位入りと大いに大会を盛り上げてくれたクロアチア代表。

まだ4年後の話をするには早いが、次の2026年大会へ楽しみな逸材が育っている。新エース候補として期待したいのが、オーストリアのLASKリンツでブレイクする20歳のFWマリン・リュビチッチだ。

LASKリンツといえばFW中村敬斗も活躍しているクラブで、ここまで中村が8ゴール、リュビチッチが9ゴールを挙げてチームを引っ張っている。リュビチッチはカップ戦でも4得点を挙げており、ここまで92分に1ゴールと驚異的なペースでネットを揺らしている。まだA代表には入っていないが、U-21クロアチア代表では継続的にプレイしている。次の4年でステップアップできるかもしれない。
リュビチッチは今夏にクロアチアのハイドゥク・スプリトからレンタルでLASKリンツに加わっていたが、今冬にはLASKリンツが240万ユーロで完全移籍へ切り替えている。契約は2027年までとなっており、想像以上に早いブレイクだ。

オーストリア国内リーグでは名門ザルツブルクに首位を譲っているが、LASKリンツも3位と悪くない。オーストリアから5大リーグへステップアップする選手も多いだけに、LASKリンツではリュビチッチ、さらには中村のステップアップに期待がかかる。2人揃って4年後のFIFAワールドカップへ参戦なんてこともあるかもしれない。中村も日本代表で見てみたいアタッカーだ。

今大会のクロアチアはアンドレイ・クラマリッチ、マルコ・リヴァヤらが前線で奮闘したが、ここはマリオ・マンジュキッチが引退してからパワーダウンしたとも言われてきた。リュビチッチがマンジュキッチの後継者となれば頼もしいが、LASKリンツでの勢いはどこまで続くだろうか。

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