ラッシュフォード好調の秘訣は“笑顔”? マンUの10番を復活させたテン・ハーグ監督の指導方針

心なしかラッシュフォードの明るい表情がよく見られる photo/Getty Images

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20ゴール超えも視野に入る今季のラッシュフォード

ワールドカップ・カタール大会で3ゴールをあげる活躍を見せ、大会後に行われたバーンリー戦でも驚異的なゴールを決めるなど、好調の気配を見せているマンチェスター・ユナイテッドのFWマーカス・ラッシュフォード。エリック・テン・ハーグ監督の指導方針が彼の状態に大きく影響しているようだ。
 
昨季は公式戦32試合に出場し、5ゴール2アシストという成績に終わっていたラッシュフォード。指揮官がテン・ハーグ監督に代わった今季は調子を取り戻し、現時点で20試合9ゴール3アシストという結果を残している。
 
こういった経緯もあり、イングランド代表指揮官のガレス・サウスゲイト監督は彼をカタール大会のメンバーに選出。グループステージ第3戦のウェールズ戦では先発出場を果たし、強烈なFK弾を含む2ゴールを決めた。
 
さらに、先日行われたカラバオカップ4回戦のバーンリー戦では、自陣からのロングドリブルで相手エリア内まで侵入し、シュートも決めきるスーパーゴールをゲット。彼の状態の良さが窺えた。
 
英『Manchester Evening News』によれば、ワールドカップ期間中に行われたスペインでのトレーニングキャンプにて、テン・ハーグ監督はラッシュフォードの好調の秘訣が“充実感にある”と語った模様。その詳細が明かされている。
 
「私が彼に最初に言ったことの一つは、トレーニングに笑顔で来るようにということだった。我々はできるだけ選手たちに喜びをもたらしたいし、そういった練習を彼にさせるんだ」
 
「効果的でなければならないが、同時に喜びもないといけない。喜びはエネルギーになるし、その結果幸せにもなれる」
 
また、マンUのレジェンドOBであるガリー・ネビル氏はそれを敏感に感じ取ったようで、バーンリー戦後に「ウォームアップ中の彼はハッピーに見えた」と話したという。
 
昨季チーム一の得点源として機能したFWクリスティアーノ・ロナウドが退団したこともあり、ラッシュフォードの活躍にはより一層期待がかかる。今季のマンUがトップ4フィニッシュやカップ戦でのタイトル獲得を成し遂げるには、引き続き彼が“ハッピーであること”が重要かもしれない。

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