リヴァプールがユナイテッドとの争奪戦制す ガクポがクロップのチームにもたらすものとは

リヴァプール行きが決まったガクポ photo/Getty Images

新天地への合流を待ちたい

FIFAワールドカップ・カタール大会前から注目を集めていたコーディ・ガクポ。オランダ代表として参加したW杯では3ゴールの大活躍であり、チームのベスト8入りに貢献した。

W杯前の活躍、本大会での働きもあってガクポの評価は高まっており、マンチェスター・ユナイテッド移籍が濃厚とされていた。ただ争奪戦を制したのはリヴァプールだ。4400万ポンド(日本円にして約71億円)で獲得が決まったといわれている。

英『The Athletic』ではリヴァプール行きが決まったガクポが新天地で何をもたらすのか考察している。

ガクポは23歳のFWで、193cmとサイズのある選手だ。PSVでは左サイドハーフとして起用されており、オランダ代表では2トップの一角やトップ下でもピッチに立っている。

リヴァプールの左サイドにはルイス・ディアスとディオゴ・ジョタの2人がいるが、負傷の影響でピッチから離れている。ディアスは復帰が近いとされていたが、3月まで、ジョタは2月まで戻ってこないとされている。ガクポはその穴を埋められる。また23歳と若く、新たなフロントスリーをクラブは生み出したいのだろう。

リヴァプールは2014年からガクポを注視しており、左サイド以外でもプレイできる点を高く評価している。センターフォワードや攻撃的MFでピッチに立つことができ、ユーティリティ性はチームを助けることができる。

ガクポはゴールだけでなくアシストにも期待できる。リーグ戦では14試合12アシストであり、プレイの幅の広さも評価されているのだろう。

「彼のスキルは非常に多様だ。フルバックの外に出ることもできるし、中央からディフェンダーの背後をとることもできる。左から右に切れ込んでシュートも打てる」

同メディアでは元オランダ代表のライアン・バベルがガクポについて語っている。

ただ苦手な分野もあるようで、それが引いた相手への選択肢の少なさだ。プレミアリーグでリヴァプール相手に自陣撤退を選択するチームは多く、そういう試合でのパフォーマンスが試される。

期待の若手がリヴァプールに加わることになる。今季のリヴァプールはけが人の影響からか勝ち星を落としており、ガクポの加入で勢いを取り戻すことはできるのだろうか。

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