過去にはギネス記録を打ち立てるも今季はいまだ“ゼロ” 守備だけではなかったA・アーノルドの課題

今季初アシストに期待したい photo/Getty Images

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リヴァプールの巻き返しに重要となる

今季はケガ人が続出した関係で攻守にバランスが保てず、序盤戦で苦しんだリヴァプール。そんなチームにおいて守備面で批判の的となっていた男がトレント・アレクサンダー・アーノルドだろう。今季は度々リヴァプールの右サイドから失点を重ねる機会が多かった。

その要因としていくつか挙げられるが、中盤のケガ人が増加したことでA・アーノルドの守備をカバーできるMFが少なかったことは大いに挙げられる。主にジョーダン・ヘンダーソンが起用されているが、彼が離脱したことや他選手の離脱によってヘンダーソンが連戦を行わなければいけなくなり、疲労によるパフォーマンス低下も見られた。

またフィルジル・ファン・ダイクにも同じようにパフォーマンス低下を指摘する声も少なくなかった。そして守備と同様に不安視されるのが、攻撃面についてだ。タイミングの良い飛び出しと正確無比なキックでリヴァプールの攻撃に厚みを加えるA・アーノルドだが、ここまでゴールを創出することができていないのだ。
ゴールこそプレミアリーグ第4節のボーンマス戦やUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第3節のレンジャーズ戦で決めているものの、ここまでアシストは「0」。攻撃面で一番の武器であるキックが今季のチームで生かされていないのだ。

過去にはシーズンのアシスト数でギネス記録を打ち立てたA・アーノルド。そんな彼は守備での批判の声によって攻撃面でも良さが半減してしまっているのだ。リヴァプールが後半戦で巻き返しを図るためには、彼のアシストの数が増えることも重要になってくるだろう。

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