「モンスター級」「世界最高のCDM」カゼミロの好パフォーマンスに称賛の声多数 W杯を経てさらにギアを上げたマンUの番人

カゼミロがいることでマンUの攻撃回数は増す photo/Getty Images

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シーズン後半戦はカゼミロの活躍にさらに期待できそうだ

28日に行われたプレミアリーグ第17節のノッティンガム・フォレストを3-0の勝利で終えたマンチェスター・ユナイテッド。この試合で素晴らしいパフォーマンスを見せたMFカゼミロには多くの称賛の声が集まっている。
 
今夏にレアル・マドリードからマンUへと移籍したカゼミロ。移籍直後はベンチスタートが続いたものの、徐々にレギュラーに定着し、今ではチームに欠かせない存在となった。
 
ワールドカップ・カタール大会後、最初のプレミアリーグの試合となった28日のノッティンガム・フォレスト戦にもカゼミロは先発出場。攻守において大きな存在感を放ち、3-0の勝利に貢献。この試合の主役の一人となった。
 
今回のカゼミロの活躍は2つのゴールシーンに象徴されている。マンUの2点目は彼の守備から始まった。最終ラインまで相手のドリブルに対応したカゼミロがスライディングでボールを奪取すると、そこからボールは前線へ渡り、最後はFWアントニー・マルシャルが仕留めきっている。
 
終盤に生まれた3点目のシーンでは、よりわかりやすくカゼミロのプレイがゴールに繋がった。自陣内でボールを奪ったノッティンガム・フォレストがカウンターに出ようとしたところ、カゼミロが高い位置でパスカットし、これを阻止。そのまま持ち上がってエリア内左のスペースへスルーパスを送り、これをMFフレッジがダイレクトで押し込んだ。
 
マンUファンはこの試合のカゼミロのパフォーマンスを絶賛しているようで、「モンスター級」「世界最高のセントラルディフェンシブミッドフィルダー」「オールド・トラッフォードで見た中では、ロイ・キーン以来となる最も威厳のある存在」「ユナイテッドはこの男を獲得できて本当に幸運だ」といったコメントを、英『Daily Mail』が取り上げている。
 
一方、長らくマンUの中盤を務めたダレン・フレッチャー氏にとっては、今回のカゼミロの活躍は想定内だった模様。ファンのリアクションの多さについて、Twitter上でこのように言及している。
 
「彼のことを今知ったかのように、多くの人がカゼミロ活躍の話題に飛びついていることに驚いている。彼はレアル・マドリードで何年もこのようにプレイしてきた。チャンピオンズリーグで5回も優勝しているんだ!!」
 
フレッチャー氏の言うことももっともだが、いくらラ・リーガやCLで活躍してきたとは言え、移籍から半年も経たずして、プレミアリーグでこれだけのパフォーマンスを見せられるのは流石と言える。
 
現在マンUはリーグ5位につけており、ヨーロッパリーグやカラバオカップでも生き残っている。彼らがここから目指すべきは、リーグ戦トップ4フィニッシュや、カップ戦でのタイトル獲得となりそうだが、ELではバルセロナとの決勝トーナメントプレイオフという難局が待ち受けている。こういった大一番では、より一層カゼミロの存在が頼りになりそうだ。

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