2022年最も評価を下げてしまった選手? “4500万ユーロ”も市場価値マイナスとなったルカクの大苦戦

インテル復帰後ルカクに結果は出ていない photo/Getty Images

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W杯でも苦いミスが続いた

2022年、最も評価を落としてしまった選手は誰か。

クラブ、そしてFIFAワールドカップ・カタール大会の戦いを総合すると、チェルシーから再びインテルへ戻ったベルギー代表FWロメル・ルカクなのかもしれない。

ルカクは昨夏にインテルから9800万ポンドの移籍金でチェルシーへ移籍したが、2021-22シーズンはリーグ戦8ゴールに終わった。移籍金額から考えれば納得できない数字だろう。
チェルシー復帰は思うような結果に繋がらず、今夏には再びインテルへ。しかし怪我を負ってしまい、前半戦はほとんどプレイ出来なかった。

そんな中で迎えたワールドカップ・カタール大会。ベルギー代表監督ロベルト・マルティネスはエースのルカクを招集し、ルカクも懸命にコンディションを整えた。しかし、結果はグループステージ敗退だ。

ルカクのコンディションも明らかに悪く、試合勘も鈍っていた。グループステージ最終節のクロアチア戦では何度も訪れた決定機を決め切れず、そのたび頭を抱えるルカクの姿が印象的だった。

移籍情報サイト『Transfermarkt』の市場価値データでは、昨年12月時点でルカクの市場価値は1億ユーロもあった。それが1年経った今は5500万ユーロまで下落しており、4500万ユーロのマイナスだ。このマイナス幅は今年最も大きなものだという。数字だけを見るなら今年の1年で最も評価を落としてしまった選手と言える。

今季後半戦でインテルを逆転優勝へ導ければ評価も上がるだろうが、後半戦こそ真のルカクを見せてくれるのか。本人としても苦しい2022年になってしまったことだろう。

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