“フランス版アザール”になり得るテクニシャン 昨季無得点の挫折味わったリヨンの逸材に光は見えたか

リヨンで期待されるチェルキ photo/Getty Images

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指揮官ブランの下できっかけを掴みたい

アンダー世代では絶賛されていたフランスのテクニシャンに光が見えてきたのだろうか。

28日に行われたブレスト戦にて、2シーズンぶりとなるリーグ・アンでのゴールを決めたのがリヨンMFラヤン・チェルキ(19)だ。

そのドリブルスタイルからエデン・アザールと重ねられることもあるチェルキは、U-21フランス代表でもプレイしてきたエリートだ。リヨンのアカデミーから出てきた逸材に期待をかけているサポーターも多いだろう。
しかし、昨季は16試合に出場しながらリーグ戦無得点で終わるなど成長スピードに陰りが見られていた。スタメンの機会も減っていたのだが、そんな風向きが少し変わりつつある。リヨンは10月にローラン・ブランが新指揮官に就任しており、今回のブレスト戦ではチェルキをトップ下で先発させている。

リヨン公式にてブランは「チェルキに関しては、彼は素晴らしい試合をした。彼には多くの可能性があるから、プレイの機会を与えて辛抱強く待つ必要がある。これには時間がかかるから、彼と一緒にやっていくつもりだ」と高く評価。ひとまずリヨンのトップチームで出番を増やしたい。

ポテンシャルは確かなはずで、4年後のFIFAワールドカップまでにはA代表にも入ってくるかもしれない。フランスのアザールといった選手にもなれる気配を感じるが、ブランの下でどこまで能力を伸ばせるか。久々に決めた今回の一撃は、チェルキにとって非常に大きなゴールとなったはずだ。

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