ここ3戦で3G3A、最多タッチ、最多チャンス創出…… アーセナルの“完全無欠キャプテン”ウーデゴーに称賛やまず

スケールの大きな選手へと成長しつつあるウーデゴー photo/Getty Images

目に見える結果を出してきたアーセナル主将

第18節ブライトン戦で4-2と打ち合いを制し、勝点を43にまで伸ばしたアーセナル。チームを引っ張るキャプテンのマルティン・ウーデゴーは、この試合でも1ゴール1アシストを記録し、素晴らしいパフォーマンスで勝利に貢献した。

ウーデゴーのここ最近の働きは目覚ましい。W杯中断前のウルブズ戦から3試合を振り返ると、これで3ゴール3アシストということになった。今季通算7ゴール5アシストの成績は、まだまだ伸びそうな予感に満ちている。

プレイ内容も素晴らしい。英『Squawka』によれば、ブライトン戦ではチーム最多のタッチ(46)、最多パス成功数(28)、最多チャンスクリエイト(3)などを記録。前節もそうだったが、MOMも納得の出来といえよう。

ウーデゴーのパフォーマンスには各方面から絶賛が寄せられている。『Sky Sports』のコメンテイターを務める元アーセナルのポール・マーソン氏は、4点目を演出したウーデゴーのパスを「まるでロニー・オサリバンだ」とスヌーカーのスターになぞらえて称賛。『Mirror』では、前半22分に3人に囲まれながらもガブリエウ・マルティネッリにパスを通したシーンに着目し、「ランプティ、ララーナ、ダンクは1回の動きでゲームから除外されてしまった」と、そのプレイスキルと視野を褒め称えた。

今季からキャプテンに就任したウーデゴー。ボールを持てば何かを起こしてくれそうな期待を抱かせてくれる選手だが、彼の長所はそれだけではない。ボールを失えばキビキビとした動きですぐさまプレスをかけ、しかもその追い込み方が巧みだ。味方と連携したハイプレスは今季のアーセナルの守備の特長のひとつだが、ウーデゴーが的確にプレスのスイッチを入れる姿は何度も見られる光景。センスとスキル、頭の良さ、守備意識、キャプテンシーを備えた完全無欠の選手へと成長しつつあり、神童と呼ばれながらも伸び悩んでいた数年前の姿が嘘のようだ。

マンチェスター・シティを勝点差「7」まで突き放し、いよいよ本当に優勝が見えてきそうなアーセナル。そのなかでもウーデゴーのパフォーマンスは群を抜いており、シーズンの終わりにはまたひとつスケールの大きな選手になった姿を見せてくれるはずだ。

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