首位アーセナルとの勝ち点差は「7」。BIG6との連戦に突入 ラストピースを獲得したシティは安定感を失った?

ジョゼップ・グアルディオラ監督はこの問題を解決できるのか photo/Getty Images

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首位との差は広がるばかり

ここ数年のプレミアリーグでは勝負強さを見せるマンチェスター・シティ。17-18シーズンからの5シーズンで4度リーグタイトルを獲得しており、今季もリーグ制覇となればクラブとして初の3連覇となる。

しかし現時点で首位のアーセナルとの勝ち点差は7ポイントとかなり大きい。消化試合数も同じであり、直接対決で2勝したとしても追いつけない。

今季のシティは取りこぼしが多い。すでに5試合で勝ち星を逃している。
ここまでのシティはリーグ戦で16試合を消化しているが、その中での対BIG6は2試合とかなり少ない。勝利したマンチェスター・ユナイテッド戦と敗れたリヴァプール戦のみだ。

ここからシティはBIG6との連戦に臨むことになる。チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドとアウェイで戦い、ホームでトッテナムを迎える。対ウルブズを挟んで再びトッテナム戦だ。そして2月には首位アーセナルとの直接対決が予定されている。

今季のシティは以前と比べて守備に安定感がない。前線からのハイプレスを外される場面が増えている。そのため中盤と後方にスペースが生まれ、守備で後手に回るシーンが散見される。今季は高い身体能力を生かして守備で強さを見せられるカイル・ウォーカーがピッチにいないことが多く、それが影響しているかもしれない。

またアーリング・ハーランドの加入で、シンプルな攻撃が増えたことも一つの理由か。明確なターゲットマンの加入で早いタイミングでのラストパスが増えており、撃ち合う試合が多くなっている。ウォーカーがいなければそういった試合で好成績は残しにくい。

得点源となれるストライカーを獲得し、シティはラストピースを手にしたと考えられていたが、そうではなかったようだ。攻守両面でまた新たな問題が浮上しており、その問題を解決しつつ、アーセナルに追いつくことはできるのだろうか。

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