“ピピ”中井卓大が48位、豪州の新怪物FWは驚異の12位 現世界最高の10代選手TOP50に見る未来

中井もレアルのカスティーリャで順調に伸びている photo/Getty Images

2023年に最もブレイクするのは誰だ

2023年にブレイクする可能性もあるだろうか。

先日英『FourFourTwo』が発表した『世界で最もエキサイティングなティーンエイジャーTOP50』の48位にランクインしたのが、レアル・マドリード・カスティーリャで奮闘するMF中井卓大(19)だ。

ピピの愛称で知られる中井はレアルのアカデミーで順調にステップアップしており、昨年11月にはU-19日本代表のスペイン遠征にも参加。同メディアはセントラルMF中井を『イニエスタ風』と表現しており、世界的に有名な存在となってきている。

レアルのトップチームとはいかずとも、そろそろリーガ・エスパニョーラなど1部リーグでプレイしたい時期でもある。また気は早すぎるかもしれないが、A代表でも見てみたい。2024年にはパリ五輪も控えており、世代別代表の方でも注目を集めていくだろう。2023年にブレイクを果たす可能性は十分に考えられる。

そしてこのTOP50でもう1人気になるのが、12位に選ばれているオーストラリア代表FWガラン・クオル(18)だ。今冬にニューカッスルへ合流したクオルは昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会でも出番を得ており、アジアより出てきたスケールの大きいセンターフォワードとして世界的注目を集めている。今後はアジアカップなど日本代表にとって厄介な敵となる可能性もあり、アジアのライバルとしても見逃せない。

このランキングは現時点での単純な実力だけで選んでいるのではなく、将来性を加味してのランキングとなっている。今回クオルは12位に選ばれているが、同メディアは19位にレヴァークーゼンFWフロリアン・ヴィルツ(19)、18位にPSV所属FWシャビ・シモンズ(19)を選んでおり、この2人よりクオルが上位にランクインしているのは興味深い。それほどエキサイティングな大器ということか。

プレミアリーグでの戦いを始めるクオルも要注目 photo/Getty Images

最後に、TOP10の顔ぶれは次の通りだ。

10位:カーニー・チュクエメカ(チェルシー/MF/19歳)

9位:ハーヴェイ・エリオット(リヴァプール/FW/19歳)

8位:アレハンドロ・ガルナチョ(マンチェスター・ユナイテッド/FW/18歳)

7位:ロメオ・ラビア(サウサンプトン/MF/18歳)

6位:ユウスファ・ムココ(ドルトムント/FW/18歳)

5位:エンドリック(パルメイラス/FW/16歳)

4位:ガビ(バルセロナ/MF/18)

3位:ベンヤミン・シェシュコ(ザルツブルク/FW/19歳)

2位:ジャマール・ムシアラ(バイエルン/FW/19歳)

1位:ジュード・ベリンガム(ドルトムント/MF/19歳)

ベリンガム、ムシアラは現時点での実力も世界トップレベルだが、今後さらに大きく育つ可能性がある。未来のバロンドール候補と言っても大袈裟ではなく、この順位も納得だ。

3位のシェシュコはザルツブルクでプレイしていることもあり、アーリング・ハーランドとも比較される逸材だ。今夏にドイツのライプツィヒへ加入することが内定しており、2023年は5大リーグで真価が問われることになる。

果たしてこの中から未来の主役は出てくるのか。ポテンシャルも加味したランキングというのが興味深いポイントで、2024年よりレアル・マドリードへ合流することが内定しているブラジルのNewスター候補・エンドリックを含め新時代の風が吹き始めている。

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