オランダでもプレイした元日本代表が現役を引退 10クラブを経験したDFが長文で胸中を明かす

千葉には3シーズン在籍 photo/Getty Images

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今季は松本へ加入

さまざまなクラブでプレイし、北京オリンピックでU-23日本代表にも選ばれた男が現役引退を決意した。今季はJ3の松本山雅FCに所属した安田理大である。

ガンバ大阪のアカデミー出身である安田はトップチームへ昇格後はレギュラーとして活躍。2007年にはヤマザキナビスコカップ(ルヴァンカップ)の決勝でプロ初ゴールを決めてニューヒーロー賞とMVPをダブル受賞した。

翌年には北京オリンピックのメンバーに選ばれ、東アジア選手権を戦うA代表にも選出。大きなブレイクを果たした安田は、2010-11シーズンにフィテッセへと移籍し、欧州へと挑戦する。翌シーズンにはエールディヴィジで23試合に出場するも、翌年は出場機会に恵まれずジュビロ磐田へ加入し、Jリーグへ復帰。その後はサガン鳥栖やヴィッセル神戸、名古屋グランパスを経て、釜山アイパークやアルビレックス新潟でもプレイし、昨季はジェフユナイテッド千葉から松本へと加入した。今季はJ3リーグ戦で5試合に出場している。
アグレッシブな攻撃参加や精度の高いクロスを武器としていたサイドバックは、明るいキャラクターも相まってチームの勢いを加速させる存在となっていた。その想いは松本のクラブ公式にも表れており、リリースのコメントには1200文字を超える長文でサポーターにコメントを残した。

「ガンバ大阪のアカデミー、ガンバ大阪、フィテッセ、ジュビロ磐田、サガン鳥栖、ヴィッセル神戸、名古屋グランパス、釜山アイパーク、アルビレックス新潟、ジェフユナイテッド市原・千葉、松本山雅FC、この僕の愛する10クラブ。苦しい時や辛い時に僕を突き動かす原動力となったファン、サポーターの皆さん。プロ生活17年間で奇跡的にほとんど怪我のない丈夫なカラダに産んでくれた両親。僕の唯一の心の拠り所である妻、愛してやまない子どもたち。そして僕に全てを与えてくれたサッカー。感謝の気持ちを伝える言葉にありがとう以上の言葉を知らないので、僕の全気持ちを込めて伝えます。今までありがとうございました!!」

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