アンリはベルギー代表監督就任に前向き スター軍団を纏め上げるには最高の人材か

カタール大会もコーチとして戦ったアンリ氏 photo/Getty Images

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選手としての実績は十二分

FIFAワールドカップ・カタール大会はグループステージ敗退に終わり、ロベルト・マルティネス監督が退任したベルギー代表。次期指揮官候補の一人にあがっているティエリ・アンリ氏はこの話に前向きのようだ。
 
2018年ロシア大会では3位入賞を果たしたものの、今回のカタール大会ではグループステージを1勝1分1敗の成績で終え、決勝トーナメント進出を逃したスター軍団ベルギー。0-2で敗れた第2戦モロッコ戦の後には、内紛が勃発したという報道も流れていた。
 
その後、2016年から同代表の指揮官を務めていたロベルト・マルティネス監督の退任が決定。最近では、伊『Sky Sport』のインタビューに応じたFWロメル・ルカクが彼の後釜にアンリ氏を推薦していた。
 
アンリ氏は現役時代にアーセナルやフランス代表で数多くのゴールを奪ったレジェンドストライカーの一人だが、引退後の2016年から2018年まではベルギー代表のアシスタントコーチを務めていた。その後、古巣モナコやカナダのモントリオールで監督業も経験し、2021年には再びベルギー代表のアシスタントコーチに就任している。
 
ベルギー『HLN』によれば、アンリ氏はベルギー代表指揮官の座に実際に興味があるようで、すでにその意向をベルギーサッカー協会に伝えたという。
 
ちなみに、テクニカル・ディレクターも兼任していたロベルト・マルティネス前監督の年俸はボーナスも含め約300万ユーロ(約4億円)だったようだが、次期代表監督の年俸はほぼ間違いなくこれより低くなると同メディアは指摘。しかし、アンリ氏はそれも承知の上でこの職に興味を抱いているようだ。
 
モナコでは指揮官として結果を残すことができなかったアンリ氏だが、選手たちとすでに関係を築いていることは大きなアドバンテージとなるだろう。ベルギー『HLN』は、ルカクだけでなくDFトビー・アルデルヴァイレルトも彼の指揮官就任を肯定していると伝えており、スターたちを一致団結させるという意味では、アンリ氏が最高の人選となるのかもしれない。

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