マンUの名司令塔だった男が進む名将への道 2部で快進撃見せるキャリックへの注目

ミドルズブラを指揮するキャリック photo/Getty Images

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将来のイングランド代表監督候補になる?

名将アレックス・ファーガソン氏が指揮したマンチェスター・ユナイテッドを中盤から支え、渋いゲームメイカーとして長く活躍したマイケル・キャリック。41歳を迎えたキャリックは、昨年10月よりイングランド2部のミドルズブラを指揮している。マンUで暫定監督を務めたことはあったが、ミドルズブラからキャリックの本格的な監督キャリアがスタートしたのだ。

7日にはFA杯でプレミアリーグのブライトンと顔を合わせる予定となっているが、クリス・ワイルダーの後を受けたキャリックの手腕はまずまずだ。

ワイルダーが使用していた3バックから[4-2-3-1]をメインシステムに切り替え、ここまで10試合で7勝1分2敗と良いスタートを切っている。2部での順位も5位と上がってきており、現役時代同様にゲームビジョンは指揮官になっても健在なのかもしれない。
チームの得点源は、アーセナルにも所属していたFWチュバ・アクポム(27)だ。キャリック就任後は9ゴールと一気にペースが上がり、現在2部で得点ランク首位となる13ゴールを奪っている。

イングランド代表は伝統的にイングランド人監督が率いており、その流れは今後も続くのではと予想されている。現任のガレス・サウスゲイトが退任する日が来た場合、代表OBのスティーブン・ジェラードやニューカッスルのエディ・ハウ、チェルシーのグレアム・ポッターらも候補者になってくるだろう。

まだ2部だが、キャリックも将来的にその候補者となる可能性は考えられる。イングランド人監督はそこまで層が厚いわけではなく、自国の監督にこだわる必要があるのかと疑問視されているくらいだ。キャリックもプレミアで結果を残せば代表監督への道が見えてくるかもしれない。

まずはミドルズブラを昇格へと導けるのか。FA杯でのジャイアントキリングも楽しみで、三笘薫の所属するブライトンとの激突が迫っている。

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