2試合で“15セーブ”も記録 37歳でイタリアへやってきたメキシコの名手オチョアの挑戦

サレルニターナへ加入したオチョア photo/Getty Images

ベテランになってもパフォーマンスは落ちていない

昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会はグループステージ敗退に終わってしまったが、ポーランド戦でFWロベルト・レヴァンドフスキのPKをストップするなどトップパフォーマンスを見せてくれたのがメキシコ代表GKギジェルモ・オチョアだ。37歳と大ベテランの年齢に入っているが、その反応速度に大きな衰えは見られない。

そんなメキシコのサッカー史に名を残すレジェンドGKがセリエAへとやってきた。オチョアは今冬にセリエAのサレルニターナと契約を結び、37歳にして初のイタリア上陸を果たすことになったのだ。

オチョアはワールドクラスのGKではあるが、欧州5大リーグでプレイした経験はあまり多くない。2011年からの3年間をフランスのアジャクシオ、2014年からの3年間をスペインのマラガ、グラナダで過ごしているが、5大リーグでのプレイ経験はこれだけだ。キャリアの多くを母国メキシコの名門クラブ・アメリカで過ごしており、クラブチームで戦うオチョアの姿に馴染みがないサッカーファンも少なくないだろう。

サレルニターナは現在14位に位置しており、残留が第一目標となるチームだ。そのチームだからこそ、オチョアの技術が際立つ。さっそくリーグ戦2試合に出場したオチョアは、この2試合だけで15回ものセーブを記録。そのうち13本はペナルティエリアからのシュートを防いだものとなっており、データサイト『WhoScored』は1試合あたり2.55点は失点を少なくしたと2試合のパフォーマンスを称える。

加入してからはまだ白星を挙げられていないが、オチョアはサレルニターナの残留へキーパーソンとなれるだろうか。

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