リヴァプール離れたのは失敗だった? PSG行きでキャリア激変したワイナルドゥムの1年半

オランダ代表での立場も変わってしまったワイナルドゥム photo/Getty Images

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ローマ移籍後は怪我に苦しんでいる

移籍は良くも悪くも選手の運命を大きく変える。2021年の夏にリヴァプールを離れ、パリ・サンジェルマンへ向かったオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムの場合は明らかに悪い方向で変わってしまったケースだ。

リヴァプールで躍動するまでのキャリアは順調だった。母国オランダの名門PSVで結果を出し、ニューカッスルでのプレイを経て2016年にリヴァプールへ加入。プレミアリーグにも適応できるダイナミックなMFとしてユルゲン・クロップのチームを支え、チャンピオンズリーグ制覇やプレミアリーグ制覇に貢献した。

オランダ代表でも2014年あたりから常連メンバーとなり、メンフィス・デパイとともに中堅世代のリーダーとしてオレンジ軍団復活へ尽力してきた。2021年夏のEURO2020でも絶対的な主力だったのだ。
それらの積み重ねがパリ移籍とともに崩れた。ワイナルドゥムも新しい挑戦を望んでいたのだろうが、2021年夏に移籍したパリでは出番が増えなかったのだ。ルイ・ファン・ハールが率いていたオランダ代表でも立ち位置が怪しくなり、昨夏にはローマへのレンタル移籍を決断。

ところが、ローマでは移籍早々に脛骨骨折の重傷を負ってしまった。昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会も断念することになり、ワイナルドゥムのキャリアプランは大きく崩れてしまった。

復帰の時期は近づいているようだが、伊『Calciomercato』は2月頃までずれ込む可能性もあると見ている。ローマも即戦力としてワイナルドゥムを迎えているだけに、後半戦こそはリヴァプール時代の輝きを見せてほしいところだ。

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