「全て学ぶべき瞬間だ」 ポッター監督は一発退場デビューのJ・フェリックスを擁護

復帰後は名誉挽回の活躍に期待したい photo/Getty Images

辛いデビュー戦となってしまった

13日、現在プレミアリーグ10位に沈むチェルシーは延期されていた第7節フラム戦に臨んだ。結果的に彼らはこの試合を2-1で落としているが、それ以上に悪いニュースは新加入FWジョアン・フェリックスが一発退場デビューを飾ったことだ。しかし、チームの指揮官グレアム・ポッター監督はJ・フェリックスのファウルにも一定の理解を示している。
 
先日、アトレティコ・マドリードからチェルシーへのローン移籍が決まったJ・フェリックス。まだ移籍が発表されてからそれほど時間は経っていないが、ポッター監督は今回のフラム戦でいきなり彼をスタメンに抜擢。途中までは積極的にゴールを狙う姿勢を見せ、前線で違いを生み出していた。
 
ところが58分に問題のシーンがやってくる。トラップを乱したJ・フェリックスはルーズボールをスライディングで拾いにいったのだが、先にボールに触った相手選手と激突。足の裏を見せながらのスライディングだったこともあり、審判はJ・フェリックスにレッドカードを提示。ここからチェルシーは数的不利で戦うことになり、73分にはフラムに勝ち越し弾を許してしまった。
 
英『Daily Mail』によれば、ポッター監督は試合後にこのJ・フェリックスの退場についてコメントを残している。故意ではないはずだと彼を擁護した。
 
「単なるフォワードのタックルだ。感情的なものだとは感じなかった。あれはコントロールミスだったし、プレミアリーグのスピード感なら起こりうるサッカーのアクションの一つだ。彼は誰かを傷つけようとしていたわけではないし、慌てていたわけでもなかった」
 
「全て学ぶべき瞬間だ。ジョアンは若きトッププレイヤーであり、彼のクオリティは周知のはずだ。悪意は全く感じなかったが、なぜレッドだったかは理解している。少しだけ(足が)高かったし、レフェリーは決断を下す必要がある」
 
「本当に悔しいし、信じられないほど難しいし、サポーターには同情している。このところ続けざまにダメージを負っていたが、さらなる痛手だ。彼は本当に良い選手で、試合中に彼のクオリティ
を確認することができた。だからこそ、ジョアンを3試合も失うのは本当に残念だ」
 
不振にあえぐチェルシーは今回の敗戦により公式戦3連敗となっている。21日には強豪リヴァプールとの一戦が控えているだけに、15日のクリスタル・パレス戦こそは勝って調子を取り戻したいところ。出場停止明けのJ・フェリックスを3連勝で迎え、一気に上昇気流に乗ることができると理想的だろう。

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