ゴディンとの黄金コンビでリーガ制した記憶 鉄壁アトレティコを支えた職人DFミランダがスパイクを脱ぐ

ミランダの堅実な守備は当時のアトレティコに欠かせなかった photo/Getty Images

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守備力は現チームとは比較にならないか

今から10年前。アトレティコ・マドリードの守備はとにかく堅かった。その堅守を支えていたセンターバックのミランダ(38)が11日、現役引退を表明した。

ディエゴ・シメオネ率いるアトレティコは堅守が最大の武器だったが、やはりシメオネ政権といえばミランダとディエゴ・ゴディンのセンターバックコンビを思い浮かべるファンが多いはずだ。

その中で最も成功したのが2013-14シーズンだ。このシーズンは失点を26に抑えてリーガ・エスパニョーラ制覇を達成。バルセロナ、レアル・マドリードの2強を抑えての優勝で、当時の2強を崩せるのはアトレティコしかなかった。
このシーズンはミランダが171回、ゴデインはリーグ3位となる240回ものクリア数を記録しており、とにかく守っての優勝だ。他にも右サイドバックのファンフランがリーグ最多となる107回のインターセプト、MFガビが第2位となる136回のタックル数、左サイドバックを務めたフィリペ・ルイスが第4位となる130回のタックルを記録。

ファンフラン、ゴディン、ミランダ、フィリペ・ルイスの4バックはシメオネ政権に多くの成功をもたらすこととなり、やはりこの4人は特別だった。

ミランダはアトレティコを離れてからもインテル、中国の江蘇足球、ブラジルのサンパウロでプレイし、このたび38歳でスパイクを脱ぐことになった。2013-14シーズン以降もアトレティコの最終ラインは堅かったが、リーガを制した当時の完成度を超える4バックは完成していないか(データは『WhoScored』より)。

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