無所属続く“フランスのファンタジスタ”はまだ燃えている 再びピッチに魔法をかける日はくるか

リールでプレイしていたベン・アルファ photo/Getty Images

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35歳の今も待つ刺激的なプロジェクト

若い頃はカリム・ベンゼマと同等、あるいはベンゼマ以上の評価を受けていたとも言えるフランスの天才ファンタジスタは今どこにいるのか。

昨年4月を最後にピッチを離れているのは、ベンゼマと同じ1987年生まれのFWハテム・ベン・アルファだ。

ベンゼマ、サミル・ナスリ、ジェレミー・メネズ、ベン・アルファはいわゆる『華の1987年組』とも言われ、10代の頃より絶賛されてきた。ただ、何かとトラブルが多かった世代でもある。
この中で1番の成功者は今もレアル・マドリードで活躍するベンゼマだろう。35歳になった今もトップパフォーマンスを維持しており、長くレアルの最前線を担当してきた。

ベン・アルファはというと、才能は抜群ながらビッグクラブとはあまり縁がなかった。リヨンやニューカッスル、ニース、レンヌなど移籍を繰り返しており、ファンタジスタとも言われた才能をフルに活かせていなかった印象が強い。

そのベン・アルファは昨年7月にリールを離れてからフリーの期間が続いているのだが、仏『Foot Mercato』はまだベン・アルファが現役を続行する考えだと伝えている。まだ刺激的なプロジェクトを探しているようで、フリーになってからもトレーニングは継続しているとのことだ。

最後の出場はリール時代の昨年4月・ボルドー戦となっており、9ヶ月ほどピッチを離れていることになる。現代では少なくなったファンタジスタ系アタッカーとしてもう一度ピッチで特別なアイディアを見せてほしいところだが、ベン・アルファに新たなチャンスはくるか。

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