“Newドログバ”と呼ぶべき驚異の重戦車FW ユーヴェ粉砕したオシムヘンが制御不能になってきた

ユヴェントス相手に2ゴールを決めたオシムヘン photo/Getty Images

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ユーヴェを5-1と粉砕

いよいよ怪物じみてきた。今季開幕からセリエA得点レースをリードしてきたナポリFWヴィクター・オシムヘンが止まらない。

ナポリは13日にセリエA第18節でユヴェントスとの大一番に臨んだが、5-1のスコアでユヴェントスを粉砕してみせた。ここ最近はユヴェントスがクリーンシートを継続していたこともあり、5失点は予想外の結果だ。

それに大きく貢献したのがオシムヘンだ。このゲームでも2ゴールを決めた得点感覚は言うまでもないが、それ以上に魅力的なのがパワーだ。185cmのサイズを活かしたオシムヘンはアバウトなロングボールを強引に収めることができ、その強さはまさに重戦車だ。
ナポリはショートパスを巧みに繋ぐ美しい攻撃サッカーを継続しているが、相手に押し込まれた際にはオシムヘンへロングボールを放り込むパターンも用意している。これをオシムヘンがマイボールにしてくれるため、ウイングに入るクヴィチャ・クワラツヘリアやマッテオ・ポリターノを活かすことができる。やはりポストプレイヤーは貴重だ。

怪我で離脱していた時期があったため、ここまでオシムヘンはリーグ戦14試合の出場に留まっているが、ユヴェントス戦での2ゴールで得点数は12に達した。セリエAで14戦12ゴール3アシストの成績は見事だ。

オシムヘンはナイジェリア代表の選手ではあるが、同じアフリカの選手として元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバを思わせる馬力がある。国籍は違うが、Newドログバと呼んでもいいだろう。現アフリカ最高のストライカーの1人なのは間違いなく、ナポリ優勝へ最大のキーマンだ。

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