オランダ歴代得点数2位のデパイはもっと高く評価されるべき アトレティコへの流出は危険だ

バルサでの未来が気になるデパイ photo/Getty Images

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ビジャ、スアレスに続くかもしれない

昨夏にFWロベルト・レヴァンドフスキが加わったこともあり、バルセロナの前線は序列が変わった。センターフォワードはレヴァンドフスキで固定されており、それもあって現在はFWメンフィス・デパイの動向が注目を集めている。

デパイは左のウイングにも入れるが、ここにはアンス・ファティやフェラン・トーレスもいる。絶対的な1番手にはなれていないのだ。アトレティコ・マドリードが興味を示しているとの報道もあり、デパイには今冬に動きがあるかもしれない。

ただ、スペイン『Mundo Deportivo』はダビド・ビジャとルイス・スアレスの事例もあると警告を発する。ビジャとスアレスはともにバルセロナからアトレティコへ移籍した経験があり、両者ともアトレティコでリーグを制している。バルセロナにとってはどちらも苦い歴史だ。
デパイは怪我の問題もあって今季の出番が限られているが、過小評価してはならない。昨季はリーガ・エスパニョーラで12ゴールを奪っており、オランダ代表でもロビン・ファン・ペルシーに次ぐ歴代2位の得点数(43ゴール)を記録している実力者だ。

シュートの精度が高いのも特長的で、昨季は61本のシュートを打って34本が枠内を捉えている。仮にアトレティコへ移籍すれば、攻撃の中心になるだけの実力があるはずだ。

マンチェスター・ユナイテッド、バルセロナと、過去のビッグクラブ移籍が思うような結果に繋がっていないデパイ。それでも実力は確かで、同じリーガ・エスパニョーラの強豪へ手放すのはリスクが大きいか。

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