あの冨安でもアーセナルのスタメンに入れない ライバルのホワイトには「リーグ最高の右SB」と絶賛の声

トッテナム戦でも活躍したホワイト photo/Getty Images

最終ラインが優秀すぎる

アーセナルで日本代表DF冨安健洋に先発の機会がなかなか巡ってこない。

プレミアリーグで首位を快走するアーセナルの最終ラインは質・量ともに安定してきており、今季は冨安ほどの実力者でもバックアッパーの立ち位置となっている。

日本代表ではセンターバックに入ることが多いが、アーセナルではウィリアム・サリバとガブリエウ・マガリャンイスがいる。両者とも安定しており、このコンビを変える理由は見当たらない。

指揮官ミケル・アルテタも冨安をサイドバックと見ているようだが、右にはベン・ホワイトが立ちはだかる。15日に行われたプレミアリーグ第20節のトッテナム戦も右サイドバックではホワイトが先発しており、そのパフォーマンスは安定していた。

英『Squawka』によると、トッテナム戦でのホワイトはファイナルサードにてチームトップとなる28本のパス、チームトップのクリア回数(8回))、空中戦勝利数も3回記録するなど、攻守両面で印象的だった。

SNS上では「ホワイトはリーグ最高の右サイドバック」、「最も一貫性ある選手」といった声が挙がっており、ホワイトの右サイドバック起用もすっかり定着した。冨安が劣っているわけではないが、首位を走るチームに手を加える必要性は皆無だ。最終ラインは今の顔ぶれで固定されていくだろう。

左サイドバックではオレクサンドル・ジンチェンコがおり、ボランチのグラニト・ジャカとの組み合わせでビルドアップの中心となっている。これはジンチェンコならではの技術と言うことができ、レフティーなのも大きい。

ジンチェンコが離脱していた際には冨安が左に回ることもあったが、現状は右からホワイト、サリバ、マガリャンイス、ジンチェンコの並びがファーストチョイスだ。今後はヨーロッパリーグの戦いも入ってくるためローテーションが採用されるはずだが、今のところプレミアで先発の機会を確保するのは厳しいか。

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