モウリーニョ・ローマでディバラは“王様”になった W杯優勝へ繋がった大成功の移籍

ローマで活躍続けるディバラ photo/Getty Images

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アルゼンチン代表メンバー入りへローマでのアピールは重要だった

昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会では準決勝と決勝合わせて17分間のみの出場ではあったが、FWパウロ・ディバラはアルゼンチン代表優勝メンバーとしてトロフィーを手にした。

ディバラにとって大きかったのは、昨夏のローマ移籍だろう。ユヴェントスではパフォーマンスに波があったが、今季よりプレイするローマでは指揮官ジョゼ・モウリーニョから絶対の信頼を得ている。このローマでのアピールがアルゼンチン代表入りに繋がったのは間違いない。

15日に行われたセリエA第18節フィオレンティーナ戦でも2ゴールを挙げてチームを勝利へ導いており、これで今季のディバラはリーグ戦12試合の出場で7ゴール3アシストと絶好調だ。
伊『Calciomercato』によると、ユヴェントスOBのアンドレア・バルザッリ氏もディバラのローマ移籍について「ディバラは良い形でユヴェントスを離れたね。彼は再生した」と昨夏の決断を支持している。

ユヴェントスでは2020-21シーズンになかなか成績が上がらない苦しい時期を経験しており、この時期はアルゼンチン代表メンバーからも漏れていた。カタール大会ではバックアッパーの立ち位置だったが、そのポジションに滑り込めたのもローマでのアピールがあればこそだろう。ローマ移籍後のディバラは自信を取り戻したように見え、やはりチームの王様としてプレイする姿が似合う。

同じレフティーとして先輩のリオネル・メッシと比較される機会もあったが、3年半後のメッシは39歳だ。2026年大会ではメッシに代わってディバラの左足が必要となるかもしれない。まだ3年半後のことは分からないが、今のローマでのパフォーマンスを継続していれば代表入りは堅いだろう。

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