最悪のケースはアーセナル戦での“カゼミロ起用不可” マンUは万全の状態で大一番に臨めるか

カゼミロはアーセナル戦に出場できるか photo/Getty Images

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難しくなりそうなパレス戦

FIFAワールドカップ・カタール大会明けから公式戦全勝中と勢いに乗るマンチェスター・ユナイテッド。14日に行われたマンチェスター・シティとのダービーマッチでも2-1の逆転勝利を手にした。これにより2位シティとの勝ち点差を1に縮めた彼らは、現在勝ち点38で4位につけている。次戦は19日のクリスタル・パレス戦となるが、それを終えると23日には首位アーセナルとの大一番が控えている。万全の状態でアーセナル戦に臨むためにも、パレス戦では2人の選手がイエローカードに気をつけなければならないようだ。
 
今季はMFカゼミロとMFクリスティアン・エリクセンの2ボランチに、MFブルーノ・フェルナンデスのトップ下という形がメインとなっているマンUの中盤。しかし、シティ戦ではB・フェルナンデスを右ウイングに配置し、エリクセンをトップ下で起用。3列目はカゼミロとMFフレッジという布陣で戦った。
 
これにより守備強度がいつも以上に高くなったマンUは、シティに主導権を握られながらも1ゴールしか許さず。物議を醸す判定もありながら終盤に2ゴールを奪って逆転に成功し、昨季のリーグ王者から勝ち点3をもぎとった。
 
一方で気になるのは、この試合でカゼミロとフレッジがイエローカードを受けてしまった点。英『Manchester Evening News』は、これがこの2人にとって今季4枚目のイエローカードであると指摘しており、パレス戦でイエローカードをもらってしまうと、アーセナル戦は累積警告で出場停止となってしまう。
 
アーセナルもシティ同様、高い攻撃力を持ち合わせているだけに、エリック・テン・ハーグ監督がこの試合で再びカゼミロ、フレッジのボランチコンビを先発で起用したいと考えていても不思議ではない。だからといって、イエローカードを気にしすぎたカゼミロやフレッジがパレス戦で本来のパフォーマンスを発揮できず、マンUが勝ち点を取りこぼすという事態に陥れば、シティ戦の勝利の価値も薄れてしまう。
 
パレス戦のカゼミロとフレッジには、イエローカードを受けないようにしつつ、普段と同レベルのハードワークをするといった綱渡りのプレイが求められるだろう。テン・ハーグ監督が彼らを控え目に起用するといったことも考えられるが、とにかく被害なしの勝利でパレス戦を終え、アーセナル戦にはベストな状態で臨みたいところだ。

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