コンテ監督がトッテナムに警告? 「大抵のクラブは私が去る時とても後悔する」

自らの将来を案じている様子のコンテ監督 photo/Getty Images

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強豪相手だが2連敗は避けたいトッテナム

16日に行われた首位アーセナルとのノース・ロンドン・ダービーを0-2で落としたトッテナム。20日にはマンチェスター・シティとの対戦が控えており、連敗も危惧されるが、指揮官のアントニオ・コンテ監督は自らを解任したクラブがいずれも後悔してきたと主張している。
 
昨季はシーズン途中からの就任だったにもかかわらず、トッテナムを見事ベスト4に導いたコンテ監督。今季もチャンピオンズリーグではグループステージ突破を果たし、リーグ戦でも現在5位につけるなど悪くない成績を残している。しかし、ワールドカップ明けはリーグ戦4試合を戦って1勝1分2敗と調子が上がらない。アーセナル戦の敗戦で4位との勝ち点差がさらに開いてしまったこともあり、シティ戦で連敗すればコンテ監督の首も危ないかもしれない。
 
英『Daily Mail』によれば、コンテ監督はシティ戦を前にしてトッテナム首脳陣に対するメッセージともとれるコメントを残しており、自らの仕事に対する熱意をアピールしている。
 
「私が働いてきたどのクラブも、私のコミットメントや私がもたらしたものに対して不満を持ったことはない」
 
「大抵のクラブは私が去る時とても後悔するんだ。というのも、彼らは私の働きぶりや献身的な姿勢を目の当たりにしているからね。そういった意味では、私は自分のやり方に本当に満足している」
 
「私はクラブのために全てを捧げる。トッテナムだけでなく、インテルやユヴェントス、私が監督を務めてきた全てのクラブでそうしてきた。クラブのためにたくさん働いているのだから、一日を終えた時に疲れているのは当たり前だ。だからこそ彼らは私に長くいてほしいと思うんだ」
 
その一方、昨年10月から今月にかけて、ジャン・ピエロ・ヴェントローネコーチやシニシャ・ミハイロビッチ氏、ジャンルカ・ヴィアッリ氏といったコンテ監督の同胞が立て続けに亡くなったこともあり、家族や友人、自分のためにもっと時間を割いてもいいのではないかという考えを持ち始めたという。「このようなことが起きると、じっくりと考えさせられてしまう」「仕事が人生の全てではない」とコンテ監督は述べている。
 
すぐに監督業から退くつもりということではないはずだが、シティに敗れて解任という流れになれば、その考えも強くなっていくのかもしれない。万が一ではあるが、今回の試合がコンテ監督に引導を渡すこともありえるのか。

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