ガビ、ペドリ、ベリンガムら若手MF陣の才能が凄まじい 2020年代にMFのバロンドール支配は実現するか

ペドリのテクニックはずば抜けている photo/Getty Images

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得点数だけで判断する時代に終わりはくるか

リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウドの2人も大ベテランとなり、彼らによるバロンドールの支配も終わりが近づいている。メッシの場合は昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会を制するなど最高の成績を残しているが、世代交代の時が近いのは事実だ。

得点数で判断するならば、2人の後継者に最も近いのはパリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペとマンチェスター・シティFWアーリング・ハーランドだろう。この2人が今後もゴールを量産し、バロンドールを競い合う展開も大いに予想できる。

しかし、米『ESPN』はMFの時代がくるかもしれないと注目している。
今月15日に行われたスーペルコパ・デ・エスパーニャのレアル・マドリード戦で圧巻の活躍を披露したバルセロナMFガビ、ペドリのスペイン代表コンビ、イングランド代表の主力として攻守ともにハイレベルなドルトムントMFジュード・ベリンガム、プレミアリーグ首位を走るアーセナルをコントロールするノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴー、レアル・マドリードで徐々に出番を増やしつつあるMFエドゥアルド・カマヴィンガもポテンシャルは十分だ。

ウイングで起用される機会も増えているが、同じレアルからは1億ユーロの市場価値を持つフェデリコ・バルベルデも超がつくワールドクラスMFだ。

2018年にはクロアチア代表MFルカ・モドリッチがバロンドールを獲得しているが、メッシ&ロナウドの時代が終わればMFにも受賞のチャンスが増えてくるだろう。特にここ最近はガビやベリンガムなど10代からトップレベルで活躍する者が増えており、若きMFたちが1つの時代を作り始めている。FWの得点数だけで判断するのではなく、試合を支配してしまうMFがバロンドールを受賞する機会が増えてもいいはずで、2020年代はMF陣が主役となるかもしれない。

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