チェルシーが今度は右ウイングを補強 20歳FWマドゥエケの移籍でPSVと合意

チェルシーでポジションを奪えるか photo/Getty Images

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また一人タレントが加わることになりそうだ

シャフタール・ドネツクからFWミハイロ・ムドリク、モナコからDFブノワ・バディアシルを完全移籍で獲得し、FWジョアン・フェリックスのローン移籍も実現させた今冬のチェルシー。他にもFWダビド・ダトロ・フォファナやMFアンドレイ・サントスといった若手の確保にも成功しているが、ここにPSVアイントホーフェンのFWノニ・マドゥエケの名前も加わることになりそうだ。
 
夏の時点でもDFカリドゥ・クリバリやFWラヒーム・スターリング、FWピエール・エメリク・オバメヤン、DFマルク・ククレジャ、DFウェズレイ・フォファナ、MFカーニー・チュクエメカなどを獲得し、大金を費やしていたチェルシー。チームの指揮官もトーマス・トゥヘル監督からグレアム・ポッター監督へと代えたが、現在リーグ戦では10位に沈んでおり、その成果がすぐに出ているとは言い難い。
 
英『The Athletic』によると、この度チェルシーはマドゥエケの獲得でPSVと合意に至ったようで、移籍金は3300万ユーロ(約46億円)になるという。マドゥエケはユース時代をクリスタル・パレスやトッテナムで過ごした20歳の選手であり、今はPSVで背番号10を着用しながら右ウイングを担っている。PSVは今冬すでにFWコーディ・ガクポをリヴァプールへ放出していたため、チーム指揮官のルート・ファン・ニステルローイ監督はマドゥエケの残留を希望していたようだが、退団を阻止する力がないことも認めていたと同メディアは伝えている。
 
チェルシーで右ウイングのポジションを争うライバルは、マドゥエケと同じ左利きのFWハキム・ツィエクや、前線のオールラウンダーであるスターリング、右サイドをこなすこともあるFWクリスティアン・プリシッチあたりとなりそうだ。新加入のムドリクが左ウイングを主戦場とする選手なだけに、ムドリクとマドゥエケの新加入コンビが両翼を形成することもあるだろう。
 
J・フェリックスも含めた前線の新たなスターたちが、既存の選手たちとどのような化学反応を起こすのか、今後のチェルシーは要注目となりそうだ。

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