2点ビハインドで「沈黙していた」シティのドレッシングルーム 公式戦3連敗も頭をよぎったトッテナム戦の前半

前半はトッテナムに2点のリードを許した photo/Getty Images

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再び勝利を積み重ねていけるか

20日、プレミアリーグのトッテナム戦に臨んだマンチェスター・シティ。前半に2点を失う苦しい展開となったが、後半に4点を返して逆転に成功。4-2でこの試合に勝利した。直近の公式戦で2連敗を喫していたこともあり、0-2で迎えた彼らのハーフタイム中の雰囲気は相当暗かったようだ。
 
12日に行われたカラバオカップのサウサンプトン戦を2-0で落とし、14日に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦では2-1の逆転負けを喫していたシティ。今回のトッテナム戦は前半終了間際にFWデヤン・クルゼフスキとDFエメルソン・ロイヤルに立て続けにゴールを許したが、後半に入ってからFWフリアン・アルバレスとFWアーリング・ハーランドがそれぞれゴールを奪い、比較的早い段階で試合を振り出しに戻した。そして63分にはFWリヤド・マフレズが逆転弾を決め、試合終了間際にまたもマフレズがゴールをゲット。見事にシティが公式戦3試合ぶりの勝利を手にしている。
 
英『The Athletic』によれば、FWソン・フンミンのドリブルを気迫のスライディングで止め、トッテナムのカウンターを阻止する場面もあったFWジャック・グリーリッシュが、試合後のインタビュー内で試合内容を振り返っており、ハーフタイムの様子について言及している。
 
「前半はうまくいっていたと思うし、もっと良いチャンスもあった。だけど先週と同じようにゴールを許してしまった」
 
「当然ハーフタイムのドレッシングルームはベストな状態ではなかった。しばらく沈黙していたよ」
 
また、2ゴールを決めてチームを救ったマフレズもコメントを残している。グリーリッシュと同様の感想を述べつつ、ジョゼップ・グアルディオラ監督が選手たちを鼓舞したことも明かしている。
 
「前半は良いプレイができたと思ったから、(ドレッシングルームに)戻ってきた時、僕たちはフラストレーションが溜まっていた」
 
「監督は僕らに話しかけてくれたし、僕らなら取り返すことができると思っていた。自分たちに何ができるのかを示すことができた」
 
マンU戦で敗れたことにより、首位アーセナルとの勝ち点差を広げてしまっていたシティだが、強敵相手に2連敗を喫しなかったことは大きいだろう。リーグ3連覇に向け、このトッテナム戦の逆転勝利を一つのターニングポイントとすることができるか。

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