「我々はお花畑のようなチームだ」 選手やファンの姿勢に全く満足していないグアルディオラ監督

シティはグアルディオラ監督が求める状態を取り戻すことができるのか photo/Getty Images

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トッテナムからは勝ち点3を奪うことができた

現在プレミアリーグ2位を走っているマンチェスター・シティ。20日に行われたトッテナム戦は前半に2点のリードを許しながらも、後半に4点を返して勝利するという内容だったが、指揮官のジョゼップ・グアルディオラ監督は選手のみならず、ファンの姿勢にも満足していないようだ。
 
首位アーセナルを追うシティは14日のマンチェスター・ユナイテッド戦を落としており、彼らとの勝ち点差をさらに広げてしまっていた。これ以上離されないためにも今回のトッテナム戦は必ず勝利をあげたいところだったが、前半終了間際に2ゴールを献上してしまう苦しい展開となった。
 
後半に入るとFWフリアン・アルバレスが1点を返して反撃の狼煙を上げ、FWアーリング・ハーランド、FWリヤド・マフレズのゴールで逆転に成功。試合終了間際にはマフレズがダメ押し弾を決め、結果的には4-2の大勝で終えている。
 
英『The Mirror』によれば、グアルディオラ監督は試合後のインタビューで、選手やファンのメンタルに焦点を当てたコメントを残している。今のままではアーセナルを抜いて首位に立つことはできないと考えているようだ。
 
「選手だけでなく、スタッフや組織全体からリアクションが欲しいんだ。我々はお花畑のようなチームだが、私はこれを望んでいない。私はアーセナルに勝ちたいんだ。(勝てたら)とても嬉しいということは否定できない」
 
「しかし、我々はかつてのチームからかけ離れている。遠い遠い存在だと感じることがたくさんある。『監督がああしろ、こうしろと言ったから』という理由でプレイしているが、そこにやる気やガッツは全くない。我々は運が良かっただけで、変わらなければ遅かれ早かれ勝ち点を落とすことになる。最初の1分から情熱や燃える闘志、勝利への意欲がなかった」
 
「それはファンも同じだ。45分間、彼らは黙っていた。負けているから(ハーフタイム中に)ブーイングを浴びせたが、我々が悪いプレイをしていたわけではない。我々は良いプレイをした。彼らは負けているからブーイングしたが、それは我々のチーム状態を表しているのかもしれない」
 
「5年間で4回プレミアリーグを制覇しているから、彼らには余裕がありすぎるのかもしれない。我々がゴールを決めた後には反応したが、それは重要なことではない。最高レベルで争えるような状態にはほど遠い。今のようなプレイでアーセナルとの差を縮められると思うか? そんなはずはない」
 
グアルディオラ監督はチーム内だけでなく、スタジアム全体に漂う“緩い”雰囲気を懸念しているのだろう。そして、かつて自身のアシスタントを務めていた現アーセナル指揮官・ミケル・アルテタ監督のチームにこのまま負けたくないという想いも多少はあるはずだ。選手やファンも含めたシティ関係者はこのグアルディオラ監督の言葉を受け、気合いを入れ直すことができるのか。

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