久保建英にとっても大当たり 205試合で“100勝目”挙げたソシエダ指揮官と目指すCLへの道

久保に指示を出すアルグアシル photo/Getty Images

国内リーグでは3位と好調キープ

レアル・マドリードからマジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェ、再びマジョルカとレンタル移籍を繰り返してきた日本代表MF久保建英だが、これらの移籍先では思うような結果を残せなかった。

やや足踏みといった印象もあったかもしれないが、昨夏に移籍したレアル・ソシエダでは大きく状況が変わっている。主力として称賛される機会が増え、チームもリーグ戦で3位と好調だ。

見逃せないのは、2018-19シーズン途中よりチームを指揮するイマノル・アルグアシルの存在だ。

ソシエダのアカデミーからBチームを経て、トップチームの指揮官まで辿り着いたアルグアシル。ソシエダは18日にスペイン国王杯・ベスト16でマジョルカを撃破しているが、これがアルグアシルにとってはソシエダでの100勝目となった。205試合目で100勝を達成したことになり、スペイン『as』によればソシエダの指揮官としては最速での達成だという。

勝率は48.7%と安定しており、近年のソシエダは2018-19シーズンが9位、2019-20シーズンが6位、さらにスペイン国王杯を制覇。2020-21シーズンは5位、昨季は6位と継続して上位争いに顔を出せている。

今季はアトレティコ・マドリードのペースが鈍く、ソシエダがバルセロナ、レアル・マドリードに次ぐ3位につけている。今季はアルグアシルにとってもベストシーズンになる可能性があり、目指すはチャンピオンズリーグ出場権だ。

チーム得点数もここまでリーグ3位タイとなる26ゴールを挙げており、ソシエダの戦い方は積極的だ。久保も快進撃を支える主力の一人であり、今季は個人としてもチームとしても充実のシーズンになっているのではないか。理想は来季のチャンピオンズリーグ出場権確保で、ソシエダはアルグアシルの下で勢いに乗っている。

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