この実力で“2500万ポンド”はバーゲン アーセナルのマガリャンイス獲得は大ヒットだった

アーセナルの最終ラインを束ねるマガリャンイス photo/Getty Images

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マンUとの争奪戦を制したのは大きい

プレミアリーグで首位を快走するアーセナルでは、最終ラインの補強にヒットが続いている。レンタル移籍を経て今季より絶対の主力になったウィリアム・サリバもそうだが、センターバックの相棒を務めるガブリエウ・マガリャンイスも大ヒットと言える。

2020年にリールからやってきたマガリャンイスには、マンチェスター・ユナイテッドも興味を示していたという。しかし、マガリャンイスは以前のインタビューで当初からアーセナルへの移籍を優先してきたと明かしている。

「ユナイテッドも興味を持っていたのは事実だけど、僕は常にアーセナルへの移籍に集中していた。ファンからもいくつかメッセージをもらったんだ。それは決定において非常に重要なものだったよ」(英『TalkSport』より)。
同メディアは改めてこのコメントを振り返るとともに、マガリャンイスの判断が当たりだったと取り上げている。22日にはプレミアリーグ第21節でマンUと対戦して3-2の打ち合いを制したが、同メディアはマンU移籍を選んでいればポジション確保に時間がかかったのではないかと見る。マンUにはハリー・マグワイア、ヴィクトル・リンデロフもおり、アーセナルへ移籍したことでスムーズにポジションを確保できたとの見方だ。

アーセナルでのマガリャンイスは昨季から合わせ、リーグ戦は3試合しか欠場していない。昨季は35試合に出場し、今季はここまで全19試合に出場だ。アーセナルはマガリャンイスを2500万ポンドの移籍金で獲得しており、現代サッカーの感覚ではバーゲンと言っていい移籍金ではないだろうか。

サリバ&マガリャンイスでセンターバックは安定し、右サイドバックはベン・ホワイトと冨安健洋、左は器用なオレクサンドル・ジンチェンコ、キーラン・ティアニー、冨安をこちらへ回すこともできる。質・量ともに最終ラインは盤石だ。

この最終ラインも首位快走の大きな理由で、それほどコストをかけることなく今の最終ラインを完成させられたのは大きい。この最終ラインが健在ならば、今後もアーセナルが大きく崩れることはないだろう。

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